私は原作を先に読んでしまったので(原作も一部には評判がよろしくなかったと記憶しているが) きよ葉の「にやり」が似合いそうなアンナちゃんに期待して観た。
映画としては「gaijinが好きそうなgeishaもの」と言う感じがする。 過去の名監督が撮ったような映画と比べて色遣いに品がないし、ストーリー展開も少々現代的すぎる。 でも原作の安野モヨコさんの動きのある画やせりふはちゃんと再現されていて(原作もラストはなかったような)、もしかしたらこの時代の吉原のガールズトークも実はこんなのだったかもしれないと思わせる。
土屋アンナ演じる「きよ葉」の最初のぎこちなさとがらっぱちな声が演技だとしたらたいしたもので、 その後花魁「ひぐらし」(この源氏名にもなにか暗喩があるのかもしれない)として洗われるように手練手管がなめらかになって行く様子は、見ごたえがある。
椎名林檎の挿入歌がまた、ミュージカル調で私には合っている気がする。
どっちにしろ海外ドラマの延長を出ない少女趣味で、別に映画にならなくても2時間ドラマくらいでよかったんでは?
完全に引き込まれました。
特に、加瀬亮さんのショットは衝撃的。今まではほんわりとした優しいイメージを持っていましたが、儚く危うい美しさに釘付けになってしまいました。 劇団ひとりさんや大泉洋さんの普段とは違う一面も覗けます。
蜷川さんならではの世界観に息が詰まりそうになりました。
迷っている方はぜひ!買って損はしませんよ。
本作は「69」のメイキングでもナビゲートでもない。一本の映画を作り上げるまでの汗と涙のドキュメントである。もとは本編DVDに30分くらいのメイキングでも、と撮り始めたものには違いないが、あまりにたくさんのハプニングが相次ぎ、これなら長編になるぞ、と別売りにしたのだろう。世の中には「ナビゲート」なる奇怪なDVDが相次ぎ発売されており、簡単なメイキングとインタビューで来場を誘引する、いわば「金を払って観る予告編」が溢れているが、本作はそれらと同類ではない。東映の製作で、東映のメイキングDVDで監督への不信感を語るスタッフを映し出すものはあまり例がない。徹夜の連続で倒れそうなキャストとスタッフや大雨でにっちもさっちもいかなくなる現場、同時録音の可否で議論を戦わす主演俳優と監督、ダメ出しが続いて泣きそうなヒロインなどなど、まさにそこにいるような臨場感である。これを観ての感想は二つしかないだろう。「それでも映画を作りたい」か「映画は観るものに限る」かである。映画業界を目指しているならば、ぜひ本作を観てほしい。TVの現場とは明らかに違う世界が見られるから。
安藤くんがめっちゃかっこよかったぁ♪♪カッコいい安藤くんがい~っぱい あってもう、大満足です☆★この写真集を見ればみんな安藤くんのFANに なっちゃいますよ!!
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