まずは、この作品に参加している作家の顔ぶれが 凄すぎる・・・。日本のアニメ現場のプロ達が選ぶ 「世界と日本のアニメーションベスト150」の見事 第1位に輝いた、ロシアアニメの巨匠ユーリ・ノルシュ テイン初め、この作品の企画者でもある人形劇アニメの 巨匠・川本喜八郎、最近は任天堂ゲーム「ゼルダの伝説」や 「ポケットモンスター」、「『スーパーマリオ』シリーズ」の 監修をしている日本アニメの巨匠・小田部羊一、「火垂るの墓」や 「ルパン3世」の監督兼「風の谷のナウシカ」のプロデューサー・ 高畑勲、「頭山」でアカデミー賞ノミネート、アヌシー国際アニメ 映画祭グランプリを受賞した山村浩二などなど、他にも世界各国の アニメーターが参加している夢の共演である。 さすが大物アニメーターが参加しているだけあって、映像が綺麗で 芸術的、そして観る者の心を芭蕉の世界に引きずり込む力を秘めて いる。 オムニバスのアニメ作品は数あれど、その中で代表的な3本を 選ぶとすれば、ディズニーの「ファンタジア」、 ウォシャウスキー兄弟監修の「アニマトリックス」、 そしてこの「冬の日」である。極論を言えば、この3本さえ 観れば、世界のアニメについて大体を把握できるだろう。 その中でもこの作品は、ある程度人生経験をした40代後半から 50代前半の方々には是非ご覧頂きたい。この作品を機会に、 もう一度古き良き日本を再考して頂きたい。 尚、付随の解説書が入っていないため、オフィシャルブックと併せて 購入したほうが良いだろう。
丸山昭氏のトキワ荘実録の中175ページの水野英子サンの漫画を読みたかったので この本が出た時はすぐ注文しました。
届いてから、もう何回も読み直していますが 味わい深くて良いですね。
テラさんのキャベツ、ダイコンを買うくだりの絵が見たくてつい読み直している今日この頃です
この書籍の存在を知らなかったのですが、mixiで話題になっていたので、価格的に失敗してもいいなという思いで購入しました。
まず、購入して驚いたのは、カラーでこの内容ページ数でこの価格は安すぎます。
鍼灸の本で今まで具体的な刺鍼の練習方法、手技のバリエーションを表現している本は非常に稀です。
現在鍼灸学校で刺鍼の練習を始めた方も、すでに臨床をされている方も自分の刺鍼はこれはできている。これはできていな。
この練習をしてみようというのがわかりやすいです。
もう一つは、この本の中に掲載されている「東西共通カルテ」が非常に参考になりました。
一人の患者さんを見るのに、患者さんはどこがわるいのか判断する情報と、鍼灸を行うためにどのような情報が必要か。
その情報と鍼灸の効果から、患者指導はどうするかというのが非常にわかりやすいです。
すでに著書の先生がお亡くなりなのが、唯一残念でなりません。
ポーターの論文は、彼がいつも書いてる内容で目ウロコはない。しかし、データは使えると思った。タイトルから論文をベースにしていると思ったけど、ダボスのデータをポーターが分析してるという内容。データだけでもよかったのでは?
かつて78年から81年まで雑誌「アニメージュ」に連載されていた「アニメ塾」を補遺してまとめ、その後の作品の話やパソコンでの制作方法にも言及したものです。
第1章は、アニメの歴史。簡潔ながら、ポイントを抑え、他書より実のあるものとなっています。また、他では見られない貴重な個人所有の現物資料が出ています。
第2章は、基本原理の説明。やや物足りないところですが、これについては、同じ著者の『動画基本帳』を見れば詳しく書かれています。また、最近のものでは、『アニメ作画のしくみ』1・2が役立つでしょう。
第3章は、短編アニメを作ろう、ということで、アニメ制作の目のつけどころが述べられています。ここが読み物としておもしろい。
概して、この本を読んだだけでも、たぶんまったくアニメは作れません。セル画の描き方も、コマ撮りの仕方も出ていません。でも、この本を読まずにアニメを作っても、人まねのアニメにしかならないと思います。まさに、ひとりから始める、つまり、自分自身の目で動くものをよく観察して、その動きを、自分の気持の表現方法でアニメ化する、その基本姿勢が大切であることを教えてくれます。
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