『CASIOPEA vs THE SQUARE』のDrums Battleを見て、ただただ圧倒されてしまったが、今回のDVDはさらにその上を行っていると思う。神保さん曰く、一部の曲は「比較的地味」なのだそうが、これだけの演奏を「地味」と言われてしまうと、ぐうの音も出ない… 進化の余地があるとすれば、則竹さんもトリガーシステムを導入して、ドラムとメロディーの掛け合い、という複雑極まりない事をする以外になさそうである。 昨今、ジャリタレや演奏の基礎も出来てないバンドなども一切合切「プロ」だとか「アーティスト」だとか呼ぶ傾向があるが、彼らの演奏こそまさに「プロフェッショナル」な「アーティスト」の演奏だと思わずにはいられない。
言わずと知れたT-SQUAREのドラマーだった(今も参加しているが)則竹さん。意外とさらりとしていますが良い曲ばかりです。ドラムの教則ビデオで使われた曲がきちんとした形で入っているのには感動しました。
ドラムマガジンフェスの第1回のインタビューが主な内容の号です。スタントンムーアが私は好きなのですが、ニューオーリンズスタイルを習得する4つのニュアンスについてのインタビューが4ページにわたり掲載してあります。また、スタントンの4枚目のソロアルバム、エンファシスから「メイプル・リーフ」のドラムスコアがのっているのも良かったです。
いまや世界の香津美さんのエレキギターが炸裂するCDです。ギター ルネッサンスで、クラシックギターにもどってから、今回は彼の80年代前半を思わせるぎんぎんの早弾きギターが炸裂しますね。ドラムの井上さんといま人気絶頂のスクエアーの則武さんを率いれたこのトリオの相性はぴったりです。2011年年始早速1月12日に六本木サテンドールのライブ(英語ではコンサート)にいきましたがこのメンバーでの香津美さんのエレキは最高に盛り上がりました。まずはこのCDを購入して是非生香津美さんを聞いてください。すごさが判ります。
当日の全演奏曲がメニューリストにありますが、個人的にはパラシュートの曲を全部DVD化してもらいたいと思います。他の現役のバンドはまだDVD化の機会はあるだろうし、このメンバーでまた再演される可能性はないと思います。(レコーディングなどの可能性はあるかもしれない、あるいは是非お願いしたい!!)未収録3曲は是非聴きたい!!THE DEALERの今剛氏のスライドギター見たい。余談ですが、井上鑑氏は稲垣潤一氏の初期のアルバムに今氏と組み名アレンジをしています。『2nd SHYLIGHTSのB面2曲目 恋のテクニック』などは唯一無比です。 又、この次このようなイベントができるならPRISM、AB’S、MARIAH、NAZCAなども出してください。
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