時系列、種類、戦地、開発いずれのカテゴリーでも分けられたわけではないようで、妙に読みにくい。図表も写真も、説明と一致していない部分があり、文脈が分かりにくい。
川本三郎・村上春樹の「映画をめぐる冒険」でこの映画がレビューされている。執筆は春樹。「このJ・B・ハリスという監督は知らないが」まあ春樹は作家だから「知らない」でも済むだろ。しかし共著者の川本は映画評論家でいまや立教大学トクニン准教授である。教えてやれば?S・キューブリック映画の製作者、プロデューサーです。映画監督としては確かJ・ウッズ主演の「コップ」かな。面白い刑事ドラマだがDVDなし。原作はLAコンフィデンシャルの探偵作家。名前忘れた。「駆逐艦」は主演はR・ウィドマークが融通の利かないタカ派の艦長。シドニー・ポアティエがジャーナリスト。名優=マーチン・バルサムが軍医。いずれも実力者で好演。モノクロ映画。神経を逆撫でするようなサスペンス。内容は書かないが偶発的核戦争とだけ。高校生の時、見た。凄い映画だが忘れられた作品。触れたのは村上と川本くらいだな。まあセンスは買う。村上も高校生の時見たんだろ。評判がよかった。ゾッとしたな。キューバ危機の記憶がまだ生生しいから。
艦長のいいかげんさ。
本当にいやされます。
ジャスティー・ウエキ・タイラー
植木等の名前にちなんでします
第二次世界大戦中、合計175隻建造されたアメリカ海軍の駆逐艦。映画「ローレライ」の敵艦としても登場している。
基本的にノホホンとしているものの、太平洋戦争のターニングポイントとなる出来事がいくつか起こり、前線にいない主人公達以外の場所では急激にキナ臭くなってきました。 欧州から思ってもみない援軍が来たりもしていますが、状況が概ね史実に準拠して進んでいる以上、次巻以降は大変な事(『飛龍』とか)になる予感。
正直、この作品をそれほどシリアスな感じで読んでいなかったのですが、この巻での本土空襲による心理戦や軍上層部の描写で見方を変えました。 悲惨な描写こそ皆無なものの、史実を多少なりとも知っている人間としては(兵器が少女なだけに余計に)焦燥感を感じずにはいられない展開となっています。 「初心者の間口を広げる為の萌え×ミリタリー」という見方をすれば、ひょっとしたら今ある物の中で1・2を争う作品かも。
擬人化兵器というテーマ故に評価・好悪が極端に分かれるであろう漫画だと思いますが、フィクションを交えながら史実を丁寧に拾っている作者がこの作品にどのような結末を与えるのか、興味のある人は注目しておいて損はないと思います。
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