コーエーの「封神演義」に続くタクティクス・RPG第2弾。
前作よりも一般向けというか、ストーリー・グラフィック・システムともに分かりやすくなった。
山田画伯によるキャライラストがカッコイイですが、ゲーム部分も三蔵法師が男女ら選択できたり、神獣に変身してド派手な必殺技を使用出来たりと、演出もいいものがあります。
牛魔王や羅刹女までもが味方に加わったりで正に珍道中ですね。
要は「タクティクス・オウガ」の和風版なんですが、そこに独自のエッセンスを加えて十分に楽しめる作りになっています。
急性骨髄性白血病で1985年9月11日、27歳で早世された夏目雅子さんのプライベートな写真が一杯詰まっている写真集でした。
27年分の笑顔というタイトル通り、魅力的な飾らない人柄が笑顔に溢れています。ご家族から提供された幼い頃の夏目さんの姿もしっかりとたどることが出来ますし、修学旅行での一こまやティーンエイジャーの素顔がとても微笑ましく映りました。
小達雅子さんのパスポートも掲載してありました。
ロンドンからヴェニスに向かう旅日記とも言える『「輝きの瞬間…」~オリエント急行に愛をのせて…より~』で写された写真も数枚掲載してありました。
ヴェネツィアから家族に送られた自筆の絵葉書からは、大好きなお母さんへの愛が文面から感じられます。
『瀬戸内少年野球団』での真鍋島での映画撮影の合間に撮られたスナップや、プライベートの旅行での写真など、普段の姿を知ることができる写真集ですから、今でも彼女を大切に思っている人たちにとっては素敵な贈り物になることでしょう。
彼女が旅立たれてから早くも25年が経ったわけですね。女優として大輪の花がまさしく咲いた瞬間での夭折でした。
56ページに「『鬼龍院花子の生涯』でブルーリボン賞を受賞したスピーチで、『これからもお嬢さん芸でがんばります』と言った。心の奥に秘めた反骨精神があった。」と書かれています。まさしく女優魂がスピーチに込められています。芯の強さが目の輝きに表れていました。
なにか写真を眺めているだけで癒されました。25年経ってもファンは皆忘れていません。心の中で生き続けています、永遠に・・・・。
夏目雅子写真集を買ったのに、アマゾンの対応が悪くメールが、送信出来なかった。
鬼龍院花子というインパクトのある名を掲げながらもメインはそれ以外、というこの映画。原作を先に読みました。
単なる任侠映画では終わないと思います。宮尾登美子原作のいわゆる「高知もの」であり、鬼龍院一家の衰退を養女の松恵の視点から見た話。 因みに「鬼龍院花子」は鬼政の実子の名、演じるのは夏目雅子ではありません。インパクトはあるものの、映画ではちょっとしか出て来ません。
夏目雅子の松恵、素晴らしいですが女優としては成長過程、誰か他でも演じられると思います(ファンに怒られそうですが…)。岩下志麻の歌(正妻)もハマリ役ですが、誰かが真似る事は出来るかも。しかし仲代達矢の鬼政は…無理でしょう。
個人的にはこの鬼政でこの映画が「決まった」感。 「ほォ〜かァ〜(そうか)」…この一言さえこの作りよう。分かるでしょうか、分かりませんか(笑)。とにかくもう誰も真似出来ない鬼政ぶりで、原作を越えてます。男のバカもここまで来たら本物です。だから女は許すのです。
リメイク版は一生観ません。ガッカリするだけだと思うので。個人的には原作にあったエピソードを足して欲しかった。今の倫理観では映像にとても出来ないと思いますが。
著者の『羊の目』が大変面白く、この本も早速読んだ。大変引きこまれる小説で、ページをくくるのを惜しみつつ、一気に読み終えた。それでも、読み終えると小説と同じように一年近くの時間が経った気もする。
本の半ばまで差しかかっても、男と女の物理的な接点は驚くほど少ない。相手になかなか会えず、現在の携帯電話のような手軽な通信手段もない。一言会いたい気持ちを伝えるだけでも大変である。時代背景、京都、祇園などの環境も話を盛り上げる。
主人公の男はもちろん(女が本当のところどういう気持ちかは私には良く分らない。実生活でも分らないので、分らないのが当たり前)、脇役も魅力的だ。金沢の美大生、京都の久美などは、その後どうなっていくのかが知りたくなる。
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