面白かったです!
じっくり見る大人のドラマでした。
検視ってああやってやるんだーと為にもなりましたし、
事件自体も、裏に思いもよらない親子愛あり、
夫婦愛ありで奥の深い泣ける話が盛りだくさんでした。
高島政伸や松下由樹、
渡辺謙の息子の渡辺大もよきパートナーで
いい味出してました。
一番心にグッときたのは
「じゅういち」と鳴く鳥の鳴き声に
過去に捨てた息子の名前「しゅういち」を重ねて
おばあさんが森にさえずりを聞きに行く話でした。
「オレのと違うなぁ」毎回これを聞くたびに
しびれました。最終回も文句なく泣けました。
臨場2希望!
日本初の国が認めた女性医師「荻野吟子」の物語。 19の時夫から業病(性病)を移され、子供の産めない体になり、離婚したところから彼女の第二の人生は始まる。世間に避けずまれ、家族にも理解されず、当時考えられていた女性としての幸せを全て捨てながらも勉学に励み、34の時ついには医者になる。しかしこのときが彼女の人生のピークだったのか・・・ その後医者として成功し、社会的地位を高め、女性の地位の向上を目指す運動をし、キリスト教に帰依するまでは良かった。しかし彼女には何かが足りなかった。それは妻であり母であるという当時の女性の多くが手に入れた幸せだった。 その彼女が40のとき周囲の反対を押し切り自分よりも13若い彼女を慕う情熱あふれる学生と結婚。数年後、理想に燃える夫に付き従い東京での成功を全て捨て、北海道の開拓に向かう。 長きに渡る過酷な生活。結局夫の理想は挫折、彼女は札幌に向かい医師としての生活を再開しようとする。だがそこで待っていたのは、もうすでに「彼女の医者としての知識、技術は時代遅れ」と言う過酷な現実だった。 失意の彼女にさらなる不幸が襲ってくる。夫が病に倒れたのだ。自分が医者であることも忘れ彼女は「何とか助けてださい」と他の医師に救いを求める。そこにはかつての吟子の姿はない。一人の老いた弱い女の姿があるだけだった。 夫は死に、彼女も失意のうちに死を迎えることとなる。結局彼女は子供が生めない、というコンプレックスを最後まで克服することは出来なかった。日本初の女性医師の最後にしてはあまりにも悲しいものだった。
いいですね、この世界、好きです。 どちらの作品もストーリーが良いです。 失楽園、愛の流刑地ときたら次はこれでしょう!
白河天皇の養女にして愛人。
鳥羽天皇の最初の中宮。
崇徳天皇と後白河天皇の母。
複雑な経歴を持つ女性の一代記です。
ただし、彼女の性格は、ほとんどうかがい知ることは出来ません。
この本にあるのは、彼女のたどった人生の出来事と、それにまつわる著者の考察と想像です(何しろ、『平安の春』で瀬戸内寂聴から、「この人が小説家になったら怖い」というようなことを解説に書かれた方ですから)。
経歴は面白くても人間としては良く分からない人と言うことで、☆四つ。
不倫モノは、基本的に嫌いな私ですが、「愛の流刑地」は思ったより良かったです。
恐らく、寺島しのぶさんが元々持つ品だとか、トヨエツの持つ魅力によるものだと
思いますが。 でももう少し、二人が精神的に惹かれていく様子が描かれていれば
よかったと思う。 あれでは、何だか寺島しのぶが 単純に性に溺れていく不幸な
人妻っていう感じがする。
長谷川京子の演技はどうにかならなかったものか。 あの映画で妙に一人だけ
浮いてしまっていたし、無理やり露出度の高い衣装で見苦しかった。
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