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ドラマCD FORTUNE ARTERIAL ~through the season~ #5 陽菜の懐の深さを改めて感じた5巻でした。
こんな彼女だからこそ、人気1位になれたのかなと思います。
彼女の魅力を余すことなく堪能できる1枚です。

あと、いおりんカッコ良過ぎ(笑)
おいしい所を見事に持っていっています。
伽耶との最後の会話があまりに感動的で心に響きました。

荒廃する世界のなかで――これからの「社会民主主義」を語ろう 歴史の振り子の中で、私たちがかつて選んだ、国家によって市場の失敗に対処するという、より賢明な選択肢を、貧困をはじめとするさまざまな社会問題が一挙に再来する今、改めて私たちに提示する本。

社会疫学の圧倒的なエビデンスが示すように、私たちの幸福は、(一定の先進国において)経済的なゆたかさではなく、その国の格差の小ささに依存する。つまり、経済成長か、心の豊かさかというような、二択の問いはニセの問いである。新自由主義そして新古典派経済学が、私たちを誘導してきたこの30年間、このようなニセの問いに、私たちはとらわれてきた。ジャッドは、この30年間、金融資本主義が「自由」の名を借りて、人々の生存の自由すら奪ってきたことを描き出す。要は、市場は失敗するのだ。

本書は、この失われた時間を取り戻すための、警世の書である。

歴史家であるジャッドは、「裕福な人がますます裕福になる手立てを講ずるだけでは、資本主義は立ち行かなくなる」というケインズの見解を政治思想として、欧州を主導してきたのが社会民主主義であり、アメリカの「偉大な社会」もまた、同様な思想に基づいていたことを指摘する。そう、ジャッドが説くのは、この30年間、その魅力を伝えることを怠ってきた、社会民主主義を再発見することである。

東日本大震災の後、私たちは「一つである」と感じ、「一つでなければならない」と感じた。しかし、新自由主義が推し進めてきたのは、私たちは「一つでない」からこそ、つまり、不平等があるからこそ頑張れるのだという、イデオロギーである。本書は、3.11後、このイデオロギーを乗り越えるために私たちに贈られた道標である。

イレイズ・ザ・スレート  再結成以後では2009年現在でも、一番人気のある作品。しばらくオルタナ路線が続いていたが、突如、黄金期の作風が蘇った。完全に1980年代のDOKKENサウンドで、鋭いリフに、甘いコーラスが乗っている。スピード・ナンバーの1。ややメロウな2が特に良い。素直に目玉曲で始まる構成もGOOD。

 中途半端にモダンな作風で、迷走するバンドが多いが、「過去の作風」を復活させるなら、このくらい、「全開」であって欲しいものだ。レブ・ビーチのギターも予想以上にカッコいい。

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