色々と話題を集めたが、意外とオーソドックスな気がした。
メインの女優さん二人が好演。鈴木京香さんは、中年女性の焦りのようなものをうまく出す一方、深田恭子さんは、いつもながら、どこかおっとりとしながらも芯のある役で、はまっている。
全体としては、リアルな雰囲気を漂わせているが、どこか現実とそぐわない気がする。そういう意味では、ドラマらしいとも言えよう。
ただ、この手のドラマをNHKが作る必要があったのかどうかは疑問。フジテレビの木曜10時枠かTBSの金曜10時枠でも作りそうである。NHKには、NHKしか作れないドラマ(例えば『ハゲタカ』)を作ってもらいたい。
いやー、この作品は改めてみても面白いですね!
コマ割りのようにさっくり進むそのテンポ感。
そこここに張られている大小の伏線。
最初は緩やかに感じるけれど、クライマックスに向けて一気に加速するエネルギー!
ストーリーを知っていても楽しめるって、すごいと思います。
唐沢寿明はカッコいいですなぁ。
さらに絶妙の脱力感のあるおひょい様。
花火のシーンとか無表情に見るのは難しすぎます。
今見ると、渡辺謙の運ちゃんだけが観客なんですね。
場面場面を引き締めてます(笑)
「またいつかみよっかな」っと思わせる名作ですね。
私はドラマを見ずに映画を見て、その後ドラマをDVDレンタルして見てまた映画を見に行った程この作品のファンです。
とにかく写真が綺麗で映画館で見たときの切なさや感動が蘇ってきます。
某映画レビューや巷ではかなり酷評だったこの映画ですが、監督の黒崎博さんや脚本の大石静さんがどういう風な映画にしたかったのかがよくわかりました。 そしてとても納得しました。
この映画がよかったと思った方にはお値段は張りますが是非とも見てほしいです。
「ギブリーズ episode 2」から始まるので少しとまどった。3または4話に分解できるオムニバス風物語。カレー屋は笑える。映画「タンポポ」を思い出させるシーンあり。これまでのジブリ作品から表現方法が変わった実験的印象。「猫の恩返し」は瞳が大きく手足の長い少女漫画のようなキャラクターを受け入れられるかどうか。少女の成長物語としてそこそこのでき。ラスト近くの空中シーンは迫力あり。この部分だけはこれまでの駿作品を凌駕している。DOLBY SURROUNDはよく効いていてテープでも音がよい。
放送中全話観ました。昭和49年の映画も観ました。ドラマは主人公に据えたのが「鉄平」なので、そもそも比べてはいけないのですが、私は改めて、このドラマはよく出来ていると思います。原作者が大作家で御存命であるため、脚本家は独自の解釈や脚色は極力制限され、相当なプレッシャーがあったのではなかろうかと思います。俳優の演技云々ばかりがそのドラマの評価基準になりがちですが、このドラマに関わった人すべての労をねぎらいたいと思います。時代考証・将軍・美術については他の人も触れているのであえて触れません。ただ、「主人公・大介」の作品が観たい方は昭和49年の映画の方をお薦めします。
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