続編みたいに紹介されてますが、物語の舞台や登場人物も前作とは関係ないですし、コモドというキーワード以外は全く別の映画だと思います。 舞台はハワイから約500kmに位置にあるダマス島で、そこでは米軍が極秘裏の生物兵器の開発を行っていた・・・。 いきなりなんの説明もなしに、この島へ特殊部隊が突入するところから物語は始まり、あれよあれよと部隊の隊員を血祭りにあげていく。 この島には、研究開発を責任者の博士と、助手たちが高エネルギーのバリアに守られた屋敷に住んでいた。 だが、なかなかあがらない成果と資金難で、研究は中止が決定され、島にある研究成果を処分すべく、博士たちは奔走していた。 そんな折、ハワイ島でカジノ強盗を行った一味がヘリで逃走中、悪天候で、ダマス島へ強行着陸を行った。だが、一味はまさかその島にとんでもない奴らがいるなどとは想像もしなかった・・・。 前作と大きな違いは、まず、通常のコモドを遺伝子操作で改良し、大きさを大きくしたこと。また、唾液が触れたり、爪や牙で攻撃されると、様々な感染症を引き起こし、まるでゾンビように人間性を失ってしまい、挙句に食われるという構図です。 大きさはちょっと笑ってしまうほど、デカイです。しかも早い! 時速60kmで追ってくる様は某恐竜映画を思い出しました。 しかも、ライフル銃などの弾など、全く受け付けない表皮など、まさに怪獣という感じです。 また、登場人物にプレイメイト級ナイスバディの女優が意味不明に滝つぼで水浴びするなど、サービスカットも??? 物語後半で島の秘密の漏洩を恐れた司令官が島の攻撃を決意、付近にいた空母に攻撃を命令し、空母から戦闘機が発進するのですが、発進時はF-14が飛び立ったのですが、攻撃時にはF-16に変化、「まさか米軍は容貌まで変化する可変戦闘機を開発か?」と思いきや、B級映画のお得意の単なる使いまわしでした。(苦笑) 総じて、冒頭の説明不足や、見せ方、細部の荒さ、物語のテンポの悪さなど気になりましたが、モンスターものとして、及第点であると思います、欲を言えば、前作同様、コモドによる犠牲者が少ないので、もう少し、人間の住む街などで大暴れするなどのシーンがあれば、より恐怖を感じて良かったと思います。 ヘビのように獲物を丸呑みするので、他のモンスター系にありがちな流血はほとんどないので、血がダメな人でも、割りと落ち着いて観れるのではないかと思います。
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