殺人、著作権、ストーカー、日照権、収賄罪、離婚、遺産相続、親権、公害、不当解雇 民事から刑事まで様々な題材をテーマに風刺を交えつつコメディタッチで描かれています コメディですが脚本が「キサラギ」「相棒」「鈴木先生」で評価の高い古沢良太だけあって真面目に締める部分もしっかりしており 第九話の「絆」風刺の大演説はドラマ内でありながらこっちまで感動出来るものでした
脚本の秀逸さもありますが朝ドラのヒロインな黛、何でも出来る謎の事務員服部さん、草の者蘭丸と全体的にキャラクターも個性的 中でも主人公である今まで一度たりとも裁判において負けたことのないという堺雅人演じる古美門が強烈 拝金主義の絶望的人格の持ち主かつ他人をコケにした毒舌、暴言だらけなのにも関わらず 顔芸、笑える言い回し、キレのある無駄な動き、ヘタレ属性のせいで何故か憎めず最終回付近では裁判に勝って欲しいと応援したくなってしまいます
見返すことで伏線、小ネタ等気付く部分もあり何度も見たくなるドラマでした 視聴率は振るわなかったようで難しいでしょうが、いつか続編があることを願います
最近観たTVドラマの中では断トツNo.1だと思って購入しました。 TVドラマで公式BOOKを作るような作品が他にあったのでしょうか? 最終話を見終えた後に購入し読んだため、本の内容に関しては他の方とは違うかも知れませんが、 十分楽しめる内容だと思います。
西村くんが、あれだけ精魂込めて作った豪華な料理に誰一人として、 「うまい!おいしい!」と言いません。 感謝の言葉もありません。 そうか、ためといて、最後に言うんだなぁって思いましたが、 待望のラーメンにも言わず、結局最後まで誰も発しませんでしたね。 と思ったら、ホントの最後に西村くんがハンバーガーに「うまい!」 この監督、演出が実に上手いんですよ!! そこで、自分自身をふり返ってみると、ボク自身も家庭で言ってませんでした。 この作品、演劇的な演出をすることなく、男の日常を淡々と描いています。 オナラやウンコの話も、この作品では抵抗なく受け入れられました。 その変化の無い日常こそが、自分に同化し、クスッと笑いの連続で楽しめました。 また、様々な小ネタの連続がツボにはまっちゃいましたよ、ボクも。 南極で、生きるか死ぬかのアドベンチャーがあるわけでも、 事件が起こるわけでもありません。 ひたすら食べることだけを楽しみに1年間が過ぎるのを待つ男たちのお話です。 テーマが「食」で、人間誰しも経験ある小市民な出来事が展開するので、 大いに共感して観ることが出来ました。 「心はエビフライだからね」、伊勢エビフライに大爆笑!! ラーメンのエピソードは、日本人なら誰もが実感するおもしろさです。 正しく、日本癒し系ムービーの最高傑作。 子どものような男たちの愉快で真面目な表情と、 豪華な南極食生活を何度でも観たくなる、超おもしろい作品です!!
このドラマの感想を聞かれたら、最初の第一声は、「とにかく面白い」だろう。
とにかく面白い。たぶん今クールの中では「笑えるドラマ」の中では断トツのトップ、いやここ何期かを見てもなかったのではないだろうか。 その最大の要因は、脚本が良いことはもちろんのことだがそれ以上にキャスト、特に堺雅人、新垣結衣の二人によるものが大きいだろう。
堺さんは特にあの早口。「良く噛まないなー」と毎度毎度思っていた。 あと、堺さんはNGをあまり出さないことで有名なので、もし今回もそうであれば驚き以外の何物でもない。
新垣結衣は、おそらく初めてであろうコメディ作品なのに、良かったと思う。 最初のほうこそぎこちない感じだったけど、段々となじんで言った感じがする。 新垣の演技で一番笑ったものといえば、田中真紀子のモノマネだろう。 あれは、やったほうもやらせたほうも凄いと思う。
でも、回が進むにつれてふと「このドラマは問題提起みたいなものはないのかな?」と思って、そのあとすぐに「ないんだろうな」という答えを出した。 しかし、それは大きな勘違いだったのだ。 それを気付かされたのが、第9話の古美門のことば。
このドラマのキャッチコピーのひとつの、「闘うことを忘れた全ての人に捧ぐ」の意味が分かった気がする。
見逃した人はDVDが出たら是非見てほしい。 きっと笑えること間違いなしだ。
○ストーリーをなぞり、読みものとしても面白いが、あくまで台本という印象。 だから、読んでいてアレ?となる時がある。
脚本、演出、役者さんのアレンジや音楽が表裏一体になってこそ、はじめてあの面白さが生きてくる。 それを再認識しました。
それでも、こういう設定だったんだーとか、 こう思っていたのかと発見するところもあり。個人的には買ってよかったです。
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