個人的には初体験の戦国BASARAトラベルナビシリーズ第3弾。特に第1弾の評価が高かったこともあり購入しましたが
、とても良心的な内容でしたので推薦させていただきます。
まず附属のブックレット(オールカラー、全22P)の創りがとても丁寧。個人的に良いな、と感じたのが今回訪れた各観光地
の詳細な案内。実際観光スポットを巡りたい方の為に、施設の概要・休館日を含む営業時間・入館料といった情報をしっ
かりと記載、収録写真も各観光スポットの見所となる風景・展示物が収められており、単なるCDのお飾り的なものに留ま
ら無い処が良い。その上で今回のトラベラー置鮎・石田両氏ののリラックスした表情の写真も収められ、作品・声優ファン
双方に気を配った創りが好印象。
さて本盤、前半は竹中半兵衛ゆかりの地岐阜につき、文献所蔵施設や陣屋跡地・金華山ロープウェー等を巡り、後半は
豊臣秀吉ゆかりの地大阪につき大阪城一帯を中心に巡ります。
置鮎・石田両氏のお人柄か、時折笑いも交えつつも、各観光地や武将の隠れエピソード等はしっかりと真面目に解説され
ています。解説そのものも落ち着いた口調で聴きとり易くガイドCDとしても秀逸な出来。
本盤収録の一日目はかなり天候が悪かった様ですが、その状況の中でもクイズコーナー・スタッフ厳選の名台詞コーナー
等、聴き手が楽しめる様に工夫を凝らした構成となっています。前半の竹中半兵衛のエピソードは、アニメだけでは分から
ない彼の人となりが見える様で興味深かった。
欲を言えばもう少し臨場感伝わるお遊び的サイド・エピソードの収録(名物の試食シーン等)があるとより観光地の空気が
伝わったかもしれません。その代わり、大阪城に向かうタクシーにて運転手さんの声も交えた実況が楽しかったです。
決して声優アイテムとしてだけでは無く、作品・歴史ファンにも向けた実用的で楽しい作品ですので、興味ある方は是非。
この本を買いました。
まだ小学3年生の甥のクリスマスプレゼントの1つとして購入。
渡す前に、私も内容を確認しましたが、戦国武将を学ぶ入門書としては、結構、いいのではないでしょうか。
とりあえず、渡したあと、甥が「毛利元就が・・・」うんぬんと電話してきたので、この本を買って良かったと思いました。
後編早々に、後編の山場である「本能寺の変」があります。 そしてそれを頂点に、秀吉が人生の下り坂を転げ落ちていく様がじっくりと描かれています。
前編で秀吉の出世を支えていた周囲の人の誰かが、毎回、戦(いくさ)や病気などで姿を消していきます。 大河ドラマ「秀吉」のファンならば、心痛の場面が連続して、見ていると胸が苦しくなります。
しかし、このドラマは最後まで見てこそ価値がありました。
それは、人生における人との出会いや別れ。 また、人の上に立つことの孤独さや、贅沢をすることで味わう虚無感。
後編でそれらを垣間みて、秀吉がすべてを手にして“満たされた”老いし後編よりも、 “満たされていなかった”若かりし前編の方が、実は幸せだったのではないか、と感じさせられるからです。
これは「秀吉」だけではなく、現代人にも当てはまる人生の定理なのではないでしょうか。 大河ドラマならではの「人の一生」について、考えずにはいられない超大作でした。
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