とてもキレイな曲です。かの有名な"My Heart Will Go On"のライブ版も最高です。
人間になりたかったロボットのお話。
原作とは別物だが、これはこれで良い作品だと思う。
映画では、原作(長編版の方)の中ではごくごく淡く描かれていた「恋心」に重きが置かれている。その分話も切なさを増し、主人公のロボット「アンドリュー」も一層人間味のあるキャラクターになっている。
この映画を見た父は「人間の味覚や嗅覚なんかが、そんな簡単に模式できるものなのか? 何かリアリティに欠けるなあ」などと言っていた。確かにこの映画には、SFというよりはファンタジー的な所もあるだろう。
だが、そんなお伽話のような描写も含めて、この映画は良い作品だと思う。
人間の心を持ってしまったロボットの淋しさと哀しみ、そして喜びが、この話にはあふれている。
原作者アシモフの得意とする、いかにもロボット然としたロボットの描写も素晴らしいが、アンドリューの人間くささも温かく心に沁みる。
リトル・ミスが亡くなる時、胸に抱いていた物に胸を打たれた。
これを観て良かったと思った方には、ぜひ原作の長編版(アシモフ、シルヴァーバーグ共著)も手にとっていただきたい。できれば、アシモフの「ダニール」シリーズで、「ロボット然としたロボット」を堪能した後に。
もし人工知能ロボットが精神的に人間同様の発達をするとすれば、 どのようなことが起こるか? この問いかけに快心の発想を与えた映画。 家政夫ロボットとして作成されたアンドリューが、製作会社の意図と異なり、 人間同様の想像力と思考能力を身につける。唯一異なるのは、ロボットが ほぼ永遠の生命を持っていること。親しくしてくれる人が次々と 亡くなっていくことの悲しさ、それに対してどのような反応を アンドリューが示すのか?その行く末を観ていると、非常に切ない。 ただ、途中のストーリーでアンドリューの人間に関する質問は、 子供が自然と本能で身につけていくであろう知識を、改めて言葉にして アンドリューの主人がいろいろと説明していくところは、 改めて人間の人生・生活についての矛盾点について、 大人として会話される滑稽さもある。まさに、ロビン・ウィリアムズが 適役となっている映画である。
ロビン・ウィリアムズの相変わらずの芸達者。 ストーリーは、奇想天外だが、最後まで惹きつけられる。 人間に憧れ、ひたすら、努力するロボット。 奇跡は、起こる。 愛は、全ての不可能を、燃やし尽くすのだろうか。 感動の奇跡に、☆、5つ。
お手伝いロボットのアンドリューが
徐々に人間になっていく過程が面白い。
人間になるということは
、死をも受け入れることである
というストーリー設定にも関心します。
ラストシーンは静かな感動があります。
泣ける人には泣ける映画だ。
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