「敵も味方も超音速になった以上、飛んでいる相手に追いついて撃墜するのは困難」
50年代後半から60年代初頭にかけて、米ソ両国にはこんな共通認識がありました。自分も相手も速過ぎて、もはや超音速戦闘機同士の空中戦は起こらない。ではどうするか。
ここで「敵側の滑走路に爆弾を投下して使用不能にすれば自軍の勝ち」という考えが出てきます。それに従ってアメリカが開発したのがF−105サンダーチーフという機内に爆弾倉を持つ戦闘爆撃機でした。
対するソ連は「なら滑走路が破壊されても、短距離で離陸できる戦闘機を作ればいい」という発想でSTОL機の開発に着手しますが、最終的にはリフト・エンジンが離陸後デッドウェイトになるという理由で可変翼を持つMiG−23が誕生します。このあたりの開発経過に関して、非常に詳しく解説されていて読み応えがあります。
鋭角的で引き締まったライン、可変翼、大型の垂直尾翼と実に「キャラの立った」機体と言えます。いつもながら豊富なカラー写真と図面が嬉しい限りです。また、地上攻撃型のバリエーション機であるMiG−27についても詳しい解説があります。ソ連機ファンなら持っていたい一冊です。
それにしても、防空網が破られるのを前提にするというのは、潔いというか諦めが良すぎるというか…。ソ連機好きとしては複雑な気持ちにさせられます。
使って1カ月経つが、秒針音は全く気にならない。アラーム設定も1分単位で前面にあるため楽である。常時ライトもスイッチで使い分けできる点が良い。単3電池4本も使うのだから、ライト使いっぱで寿命がどの位なのかが気になるが。又、欲を言えば、どのメーカーもベッド元に置くのに、目覚ましデジアナ時計が縦タイプばかりで安定性が悪い。デジアナ混合タイプなら横タイプにすれば良いのに。
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