その名の通り、実験的表現のギャグマンガ 週刊ビックコミスピリッツで連載されてた 「何がおもしろいの?」をはじめ その他の雑誌で発表された読みきりを 収録! ・「サルまん」をおもわせる劇画調の男に 襲い掛かる事件 ・猫がネズミを捕まえるのに手間をかける話 ・とんでもない女子レスリング試合など
ついに・・・最強の動物を決めるトーナメントが終わった。「真・異種格闘大戦」完結の10巻。
9,10と2冊にわたってライオンとシマウマの死闘が繰り広げられる。
ほんとに文字通りの死闘。
片目飛び出て内臓引きずりながらもあきらめないチェ・ゼブラには感動すら覚えるほど。
この2頭の戦いは「あしたのジョー」のホセ・メンドーサ戦のオマージュが随所に見られるのでぜひそれも確認してみてください。
漫画ファン、格闘ファン必読作品かと思われます。
こうなったら相原先生には続編として「地上最強の昆虫は誰だ」として昆虫格闘漫画も描いてほしい!!
連載を雑誌からウェブに移して活動中の「真・異種格闘大戦」
土佐犬VSオオカミの試合が引き分けに、代役として選ばれたケモノ
UMR「ホジラ」(大イノシシ)
アフリカのカバと巨獣合戦が見られると思いきあ
前日にカバを打ち倒してイレギュラーが替わりにやってきた!
イレギュラーがなにか怪しい攻撃を仕掛けホジラは・・・
続いて、筋肉シマウマとカンフー鳥の戦いが!!
何か人間臭い動物のヤリトリがこの作品の見ものである。
あとこの作品のおかげで自分は「オリバー君」の存在を知った。
21世紀愛蔵版「サルまん」下巻で新たに執筆された漫画「サルでも描けるまんが教室21」のテーマは「萌え」です。「サルまん」がスピリッツで週刊連載を始めた1989年にはまだ「萌え」という概念はなく、「ロリコン」、「二次元フェチ」といった概念が「萌え」に近いのではないか、と竹熊氏は推測します。しかし「萌え」とは雰囲気を表す概念なので、定義が曖昧で言語化が難しく、竹熊氏は慎重に言葉を選びながら異論反論覚悟で、「かわいい美少女とそれに付随するアイテム(メガネ・ネコミミ等)を心の中で愛でる感覚」と定義し、理論武装しました。問題は漫画の方です。「サルまん」は「まんが教室」であるので萌える漫画が描けなくてはいけません。相原氏にどうやって萌え漫画を描かせるか。竹熊氏が採った方法は相原氏が考えた萌える女の子の絵を竹熊氏のブログ「たけくまメモ」で公開して、広く意見を募りました。つまりは相原版「萌え絵」の通信添削を行ったのです。無数と言っていい程の意見と赤ペン添削が寄せられました。カウンター800万ヒット。その結果、大変おおまかに言えば「萌え絵」は目の大きさ、エラの有無、鼻の有無等の「バランス」と、「幼く見えるように描く」というコツのようなものが見えて来ました。こうした苦難を乗り越えて相原氏により描かれた2ページの萌え漫画(2ページが限界だったそうです。)とは如何なる内容なのでしょうか。それは本巻の巻末付録を読んで御確認下さい。
遂に決勝戦を迎えた真の最強生物を決める動物に因る動物の為の大会「AFC」。
本命百獣の王ライオン「キング・オブ・キングス」と共に意外にも決勝戦にコマを進めてきたのは食物連鎖から一族の解放を目指すシマウマ「チュ・ゼブラ」であった…。
どこか少年誌的な雰囲気が漂う絵に動物・格闘界の蘊蓄を随所に塗す衒学的ギャグ漫画スタイルに熱血格闘物を組み合わせたメタな漫画です。
全巻通して描かれる格闘シーンはかなり本格的で、登場する動物達も可愛いデフォルメながら骨格・肉体描写は的確です。
そしてどの動物にも見せ場が有り、読む内に笑いながら手に汗握り、為になると同時に感動すると言う本当に面白い漫画です。
少年ジャンプの対戦漫画や他の格闘技漫画以上に白土三平氏の忍者・動物漫画の影響を強く感じさせます。
相原氏の少々クセの有る個性(ワザと滑るギャグのフェイクの中に本当に面白い話が隠れている)がお好きなら文句なく楽しめる漫画です。
次が最終巻になりそうですが早く続きが読みたい作品です。
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