イザイのソナタは難しい。
曲の魅力はあるのに、どうしてもテクニックの面でしか興味がわかない諸兄も多かろう。
加藤の演奏は確かなテクニックでこの名曲を深く彫琢する様に演奏することによって、イザイの目指したヴァイオリン音楽の一つの頂点を表現しようとしている。
聴いていると時には厳しく、時には優しい不思議な感覚を覚える。
表現的に硬い部分があるが、これは加藤の強い思い入れの具現化したものであろう。
こういった厳しい響きのイザイは嫌いではないが、もう少し肩の力を抜いて聴けてもいいのでは、と感じたところもあった。
音色的には松田理奈の演奏よりもこちらの方が好み。
大好きな作品です。BL系ではあるのですが…作者はBLを描きたかったのでなく、混じりっ気のない「愛」を描きたかったのではないかと感じます。その要素として必要だったのが男同士の恋愛だったのではないかと… 私の本棚の関係で古本屋に直行してしまう漫画も多いのですが…この漫画だけは長い事、全巻生き残っています! 絵柄が少し古い感じでイラスト重視の人は考えてしまうかもですが、あら不思議。ハマってしまえば絵柄さえ甘くてイイ感じです! 愛だけじゃなく恋たけでもない。それでも決して相手を離せないでいる主人公達が、切なくて苦しんです! 歴史の重厚感も逃げ場がない感じで物語に厚みを与えています!是非BL好きにも、ちょい苦手な方でも読んでもらいたい! なんでしょうね…「筆舌に尽くしがたく」です。私は人生の中で読んだ漫画1・2を争うくらい好きなんです。
これから当分アルフレートとルドルフが仲良くしているところなどなさそうなのでなんだかほっとする番外編です。アレクサンダーやマリア=バレリーの視点からの話もあってなかなか楽しいです。
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