購入を迷ってる方へのアドバイスです。画質はLDより向上しています。しかしオープニングでざらつき感があり各シーンにてドキュメンタリー風のざらつき映像を確認しました。つまり今まで普通に見えていたシーンが画質向上により若干の違いがあったのですね。今回で発見しました。日本語吹き替えはモノラルとなります。山田康雄さんがサルの声で出演してます。これ貴重です。1の未公開シーン必見(画質はかなり粗いです)よく保存してありました。最後に今回両監督によるシーン説明が最重要特典です。この映画の謎がすべて判明します。特に故ジョンフランケンハイマー監督の声を収録したスタッフにありがとうと言いたいです。
この映画を始めてみたのは中二の時でした。地元の小さい映画館で他2本(多分「黄金の七人/エロチカ大作戦か何かだった?)と三本立て上映でした。試験休みに見に行ったので、映画の途中で補導される始末。間違いとわかり再び映画館へ…もぎりのおばちゃんはこころよく再入場させてくれました。古きよき時代の思い出の映画です。
当時は入り組んだストーリー展開と物議をかもしたラストシーンが理解できず、困惑していました。が、大人になるにつれ何回か名画座(当時はレンタルビデオ(もうこれももう古いですが)などない時代なので)で数回見るうちこの映画のとりこになっていました。
主演のジーン・ハックマンもよかったですが、殺し屋マルセル・ボザッフィがよかったですね。冒頭の登場シーンのフランスパンの下りもいいですが、列車とポンティアックの追跡劇は最高でした。カーチェイスの最後の殺し屋の階段落ち。後にスタントマンでなく彼自身が階段落ちをやったと聞き、またまたびっくりでした。
デジタル映像に慣れた若い方々には骨董品に映るでしょうが…やはりこの映画は多感な時期に観たというのもありますが、私にとって最高の一本です。
昼間にBSで「ダーティ・ハリー」をやっていた。もう法律なんかお構いなく悪もんを追いかける。拳銃をぶっ放す。映画だからいいけどこういう人の上司は大変だと変なことを思ってしまう。こういうキレた刑事の原点は「ポパイ刑事」かなと思って久しぶりに見てみる。ジーン・ハックマンが若い。ただ個人的には年配のジーン・ハックマンのほうがいいように思った。ロイ・シャイダーも若い。キレ方という意味ではこのポパイ刑事は滅茶苦茶である。キャラハンよりひどい。時代も違っているのかも知れないがやりたい放題し放題。有名な高架の電車の下を車で追いかけるシーンは相変わらず迫力満点。高架の電車を見たらシカゴとかニューヨークだと思ってしまいます。車にヘロインが隠されているからくりはちょっと今一の感じです。普通そこはもっと初めに見るやろと突っ込みたくなりました。まあ当時のアカデミー賞をガバッととった作品であります。画像がさすがに古いかな。それと今のアメリカ映画をみたら日本車がいっぱい走ってますが、さすがに当時の道路の風景には皆無です。馬鹿でかい鉄の固まりみたいな車ばかりです。時代の流れを感じます。
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