毎年年2回 文藝春秋恒例の 芥川・直木両文学賞が発表される。芥川といえば 芥川竜之介だが、直木というと 分からない人が多いようだ。
私も 直木三十五氏をたたえて 菊地寛が直木賞を創設したことは知っていたが、この人物が 直木三十一⇒三十二など 年齢に応じ名前を変えていたことを本書で始めて知った。
また著者 植村 鞆音氏 は テレビ東京元社長であり 直木氏の甥にあたるそうです。
今まで書かれなかった、直木氏の伝記として優れたものになるのではないでしょうか。
毎年年2回 文藝春秋恒例の 芥川・直木両文学賞が発表される。芥川といえば 芥川竜之介だが、直木というと 分からない人が多いようだ。
私も 直木三十五氏をたたえて 菊地寛が直木賞を創設したことは知っていたが、この人物が 直木三十一⇒三十二など 年齢に応じ名前を変えていたことを本書で始めて知った。
また著者 植村 鞆音氏 は テレビ東京元社長であり 直木氏の甥にあたるそうです。
今まで書かれなかった、直木氏の伝記として優れたものになるのではないでしょうか。
3部作だが、すべて気に入って何度も読んでいる。
60年代の商店街の様子が新鮮かつ懐かしく、それに触れたくてついつい手にとってしまう。
なにより主人公の少年にとても好感が持てる。
素直で子どもらしい部分も持ちながら、一人っ子として大人達に囲まれ、商売人の家に育った環境からか、世事に長けた判断もする点がリアル。
おそらく女性読者はこの少年にかなりの確率で非常に好感をもつと思う。
少年と動物が心を通わせあう荘厳な物語と海洋冒険活劇というエンターテイメント性を併せ持つ小説です。
COOという古代水棲恐竜が登場する物語でありながらも、その描写力の見事さで、実にリアリティーを備えた作品でした。
前半を読み終えたときには、COOのヌメヌメした肌の感触も、真っ黒な目も、仰向けに水の中に寝そべっている姿もはっきりと感じることができました。
主人公の洋助少年とイルカのブルー、ホワイトチップ、犬のクストー。彼らの仲間入りをしたクー。
フィジー、パゴパゴ島で暮らす人と動物の関係が愛おしく、いつの間にか彼らの幸福を祈っています。
それが突然打ち破られ、物語は、一気に大活劇に。
解説を書かれている田辺聖子さんが、直木賞選考の際、非常に紛糾した作品であると書かれています。
そして、COOに会いたい、とも。
1977年に日本の漁船がニューネッシーと呼ばれるようになった恐竜の屍骸のようなものを捕獲しました。
腐敗が激しかったため、海洋に投棄しましたが、その写真は報道されました。
この話が、作品のベースになっています。
読み終えて、心が晴れ晴れする素晴らしい作品です。
上泉伊勢守等5編が納められている。それぞれ生涯を描いた作品ではないので人物評が不明なところはやむを得ぬがそれぞれの兵法への取り組みが良くわかる。特に上泉伊勢守は大変おもしろい。また佐々木小次郎が宮本武蔵との対決時69歳であっとは初めてしりました。歴史小説161作品目の感想。2008/10/12
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