学生時代はヨット部に所属し、当時ヤマハがこの吐'喇列島にリゾートを開発していました。そのため気になっていた島々でした。しかしリゾート開発に失敗したのがよくわかる内容の本でした。 観光案内本ではありませんが、それでいて旅行者の視点を失わず、島々にゆっくりと同心円を描くように流れる時間を読者にも味あわせてくれる内容でした。沖縄に流れる時間にも似ています。 読まれる時にはしおりを3枚、用意してください。全体の地図、現在いる島の地図、そして今読んでいるところのために。
続編がでたら、必ず買いたいと思わせる商品でした。
価格も安いと思います。
トカラ列島編とパラオ編が収録されていますが、どちらも竿をへし折る勢いの当たりが連続できます。
阪神さんが常にしゃべっているので退屈せずに最初から最後まであっという間に観ることができます。
観ているだけで体に力が入ります。観ているだけなのに体が疲れます。釣り好きな人は必ず買うべし!
この本、面白い! 自分はあんまり本とか読まないけど、友達に勧められて読みはじめたら止まらなくなった。電車の中で読みはじめて、結局ベッドの中でその日の深夜までかかって読み終えた。 テンポがいい! 乱暴な文体がいい! 登場人物がいい! 主人公キンタの熱い情熱がいい! 世界各国にまたがるロードストーリー。それぞれのエピソードがリアルで、そして最後のクライマックスへと一気に駆け上がっていくこの疾走感。不満を隠しながら毎日を過ぎしている自分の代わりにキンタが「やってくれた!」 この本はこれから先もずっと自分のそばに置いておき、機会があることにページをめくり、勇気をもらうことにします
日本で最もぜいたくな島旅は鹿児島を夜中に発し、トカラの7つの有人島に1泊ずつして、奄美の名瀬に至る9泊10日の旅でしょう。7島の見所と代表料理をあげると、口之島タモトユリと和牛純血種(野生化)、ナガサイ(ダツ)の肝いり、中之島トカラ馬(日本馬の原種)、タイモ(タロイモ)の焼きもち、平島ナゴランと平家の穴、サワラ一夜干し、諏訪之瀬島御岳のマルバサツキ群生、ヤギの煮込み、悪石島湯泊温泉、海水で固めた豆腐、小宝島立神奇岩、イラブー汁、宝島鍾乳洞、夜光貝刺身。こう並べただけでも日本の古い文化の残存、琉球文化の波及がみえ、どこから見ても辺境でありながら文化の伝達路であったことがうかがえます。トカラとは渡唐だといいたい(著者も含めそういう説をする人はいないが)。著者はトカラとともに大きくは薩南諸島とくくられる種子島出身で、おおげさにいえば自分のプライドをかけてこの事情を解き明かしていきます。書きぶりは著者の離婚や仕事のいきづまりを反映してバカ旅調ではありません。トカラが占めるのは全334ページ中119ページで残りは種子島、屋久島、三島です。カラー写真が24ページついていてこの地域のイメージをつかむに十分です。末尾の「島の味」の調理法を見ると、楽しむためというよりでんぷん精製法、保存食など生きるための料理も多くこの地域の環境のきびしさがわかります。
この写真集、どストレートでした。
本当にいい写真がいっぱいです。
何とはなく、何か、ものすごく伝わってきます。
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