13社合同企画の青春歌年鑑シリーズの80年代総集編になります。こういったオムニバスのヒット曲集の場合、馴染みのある曲よりも
知らない曲の方が多いというケースが多々ありますが、
この総集編は非常に有名な曲が多いため
多くの方にとってほとんどの曲に馴染みがあることでしょう。
(ちなみに私は全37曲中、35曲が知っている曲でした。)
また、収録曲でイモ欽トリオのハイスクールララバイと
プリプリのダイアモンドが同じ年代にカテゴライズされている
ということにかなりのカルチャーショックを受けました。
逆に言えば10年間で音楽シーンがいかに変遷していったか
ということが認識でき、新鮮なサプライズが味わえそうです。
特に私のような団塊ジュニア世代にとって80年代という時代は
小学生から高校生までの期間であり、より一層サプライズが
深まると思われます。
こういった総集編の宿命としていかに有名な曲を集めたとしても
全ての方に100%の満足を与えることはないわけですが、
それを考慮に入れても本作の収録タイトルは非常に豪華で
総集編の類の中では非常に高い満足感が得られることでしょう。
また、この青春歌年鑑は1年単位でもリリースされています。
例えば本作はチェッカーズのジュリアに傷心が収録されていますが、
「私にとってのチェッカーズは涙のリクエストなんだ!」という場合は
青春歌年鑑1984年版を購入するなどの検討方法をオススメします。