『探偵家族』に続くルンギ一家ものの第二弾。もともとは1988年に短篇で登場し、断続的に書き継がれているシリーズ。長編が2冊に、短編集『探偵学入門』にも何編か収められているので、工夫して読むと良いだろう。 「冬の事件簿」でも、全作に引き続きコージーな雰囲気は変わっていない。事件も地味なものばかりで、ようやく舞い込んできた殺人事件もずっと昔のもので、カビが生えている。 本作のラストでは、家族のそれぞれが落ち着きを得てしまっており、次作は望めないのかも知れない。
僕はパーカーの本は初めて読みましたが、主人公の女性探偵Sunnyと、登場人物たちとの会話が面白い。家出をした少女とのやりとりや、その母親とのやりとりとか。 女性探偵のSunnyが非常に裕福な夫婦からの依頼で、家出をしたらしい少女を探すことになるんですが、この夫婦のお互いによそよそしい感じとか、家出した本当の理由をなかなか話してくれない少女の様子など、先が気になってしまってどんどん読んでしまう。 でまた一文一文が短くて読みやすいから、どんどんページをめくっていけちゃう。次々にページをめくっていけるっていうのも僕は読書の快感だと思うな。 含みをもたせた英語ならではの表現は読んでいて本当に爽快。また、わりと登場人物たちの表情とかしぐさなどもうまぁく描写されています。その人がイライラしている様子であったり、どうしようか迷っている様子だったり、頑なだった心が次第にほぐれていく様子がわかります。 英語は簡単です。ただし会話文のなかでは主語などが省略されていたり、気の利いた一言で言い返したりするセリフが多いので、英語の本を初めて読むという人は、最初の数ページは慣れないかもしれませんね。 事件そのものよりも、その事件を解決していく中で進行したり解かれていったりする人間模様に魅力を感じます。
この曲はすごく気持ち良くなる曲です。 リズムがとても良く聞いているとつい踊ってしまいそうです(^^ またカップリングの『more close,more feel』は爽快感溢れる曲です。
イギリスのバースを舞台に、イタリア系のルンギ一家が活躍するミステリ。家族全員が探偵という設定はすごいと思うが、なぜ、わざわざイタリア系にしたのか。たぶん、イギリス人では嘘っぽくなってしまうからだろう。家族の絆を大切にして不自然でないのは、もはやイタリア人だけなのだ。 ともあれ、家族をテーマに据えることで、本書が楽しくて安心出来る読み物に仕上がっているのは確か。台所の洗剤の置き場所に関する事件などの些細な事件に、些少な家族の問題がからんできて、生き生きとした人間関係が描き出されている。 ミステリとしてはもうひとつだが、コージーミステリ好きにはたまらない一冊だろう。 アルバート・サムスンのファンには、いささかの違和感が感じられるかも知れない。
うまい、いい曲、しかもシングルバージョン。2はアルバム未収録。
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