1stソロのデモテイク的な感じですが、リマスターやらリミックスの最新テクノロジーで音はええですわ。これまでのブートまがいのオフィシャル盤とは全然ちゃいます。ギターほんまかっこええですわ。生きてたらJeff Beckみたいになったんやろか?
いまだに多くのミュージシャンから愛されている、今は亡き伝説的なギタリスト=トミー・ボーリンが、ディープ・パープル加入直前に発表した75年の初ソロ作、2012年にリマスターされ再発。本作は、R&B、ソウルを下敷きにした、ヘヴィ・ファンクや黒っぽいロックが詰まった、今聴いても素晴らしい傑作であります。また本作はゲストであのデヴィッド・フォスターがピアノで参加しています。トミー・ボーリン・ファンはもちろんのこと、ディープ・パープル・ファンにも押さえて頂きたい1枚です。
まー次から次へトミーボーリンよう出るの。 はよ1stリマスター出しゃいいのに、デモとかリミックスとか、ようわからんわ。 これは1stデモ音源にピーターフランプトンとかルカサーとかブラッドウィットフォード(エアロ!)がギター被せてんの。 相変わらずグレンヒューズも入ってるしの。 中身はまあ悪くない。もともと楽曲いいし、当時のレコーディングメンバーもそりゃもうすごいメンツだしの。 ただなあ、なんか騙されてるような、フクザツやなあ。 やっぱ、1stリマスター出そうよ。一説によると1stのマスターテープが実は紛失してて出せんっちゅー噂もあるで。 蛇足やが、3曲目Dreamerのボーカルはマイルズケネディっちゅー若いやつやが、ちょっと太いがうたうまし。 ガンズのスラッシュとこのボーカルだけど、ロバートプラントの代わりに再結成ZEPの候補にもなってたで。
確か先月号のヤングギターの記事にも自虐的に書いてあったけど、無謀としか思えないこのスペシャルムック企画 よく会社がOK出したね(笑)
トミー大好きな俺でも世間(日本)の知名度と雑誌の売上を想像するだけでドン引きなこの企画(嬉しくて買ったけど♪)、トリビュートCDの発売に合わせて企画された物でしょうが、本来なら同時期にTEASERのデモテイクをスタジオでコネクリ回したTEASER DELUXE(本文105P参照)の国内盤も出るはずだったみたいです、Amazonにも一時期注文ページが存在したのに消滅しましたからね残念
まぁ企画が流れただけでもしかしたらお得意のリマスター→紙ジャケ→SHM-CD →LEGACY EDITON化計画ラインに切り替えた(乗った)かも知れないと勝手に前向きになっておきましょうか、オジーとかでよく批判されるこの商法トミーファンからしたらやって貰えるだけ羨ましいわ(笑) カム・テイスト・ザ・バンドとカリフォルニア&ジャパンLIVEの紙ジャケ再発は所詮は深紫と黒モアさんの御加護ですしね(バカにはしてないです)
しかし上記の物やコブハム先生のSPECTRUMがバンバン出てくれたおかげで近年では汚名は完全に消えたご様子、なので過剰にするつもりは無いけどこの本で次は真の意味での評価に繋がればと思います。
内容もムック本としてはなかなか充実して機能していると思います、Tommy Bolin Archives(TBA)から出ている物も解りやすくなったし、まさかの禁断BOX「FEVER」まで解説してるしね、 ただし他の方がおっしゃってる様に信憑性の乏しい内容や「かも知れない?」的な言い回しが多いですね情報が少ないのは判りますが…、ネットからの引用に関してはトミー最強ファンサイト「わおなん本舗」を参考にしたか、わおなん本舗制作者の全面協力があったのではないかと思ってますので(TEASERのサイン入りLP本人の所有物だしw)まぁアリかなって気はします、てかコレ書いたのわおなんだろ!!HP再開しろよ(笑)
個人的にはBSM spectrumと各ファズとの聴き比べサウンドレポートが嬉しかったかな、短い内容だったがネットでこれ書いてる人皆無だしこのファズ高額だしで、あと森園氏のインタビューも興味深かったがジェレミー・スタイグ氏のインタビューは特にトミーとの友情の深さが伝わって来てとても良かった、 だって…
Q:彼のソロアルバムを聴いたことは? A:ない
一緒に演奏した時の思い出について A:彼の音がデカ過ぎて私のフルートが(自身にも)聞こえない上にボリューム絞ってくれなかった(笑)
ですよ(笑)とても笑えて面白く読めて彼に好感が持てました、それと何より氏が所有してたトミーの手紙は超貴重!カクタスの批判もしててヒヤッとしますが後に(2ndで)カーマインと共演してる所や文面をみる限りプレイヤーとしては認めてるけど、いつまでも古臭いブギーブルースをやってる音楽性に対しての批判みたいですね、てかたったの19歳でそれ言うかよ生意気(笑)
とにもかくにもこの本楽しかった!! 今後の展望としてはコレをキッカケに最低でもTEASERの最新リマスターでの再発まで繋げて貰いたい、先に述べたTEASER DELUXEも悪くないんですがAmazonでのレビューの通り賛否アリ、個人的には初心者の方には解りやすいって意味ではコチラを推しても良いかな?とは思います安く手に入るし、ただしMARCHNG POWDER等でヤン・ハマー氏の音を殺してる処理はいただけない(誰が芸術を殺すのか参照)
後他に願わくば TBAの国内盤の充実、以前ちょろっと出ただけだし本家はそろそろネタ切れ臭いしコチラも最新リマスターで、 TEASERのスコア化、この際ベスト・スコアでも良いしバンド・スコアで無くても良いので出して欲しいスペクトラムに関しては未だヤン・ハマーなのかトミーなのか判らん所あるし(笑)
この本意外にもウチみたいな田舎にもかなり配備されていてデカイ本屋行かなくてもわりと簡単に手に入りやすくそれだけにタイトル通りシンコーミュージックの本気と売り上げ無視の姿勢を感じて好感が持てる、恐らく数年も経てばこのムックもネットにさらされ無用の長物になるでしょうが「THE ULTIMATE…」(93P参照)同様歴史的意義のある再評価に繋がる記念碑的な本になって貰いたい
ゲイリー死んだ時すかさず追悼本だして人の死体でなにやってんだって思ったが、やるじゃんシンコーミュージック、次はロイ・ブキャナン辺りをよろしく
Tommy Bolinと言えば、どうしてもまずRitchie Blackmoreの後任ギタリストとして評価されてしまうようですが、しかもDeep Purpleに参加したころは既にヘロインでボロボロ状態、あっという間に脱退したかと思うとオーバードーズ(確かそうでしたよね)で死亡してしまうといったマイナスのイメージばっか出てきますが、こうして彼の残したアルバムを聴くと、とんでもない才能の持ち主だったんだとつくづく気づかされます。あぁもったいない。。。わずか40分弱のアルバムですが、いい曲ばっか次々に出てきます。(ほとんどのナンバーが彼の曲です。)1曲目のThe Grindなんかいっきなりわんこの大好きなbassとのユニゾンで始まるゴキゲンなナンバー、2曲目Homeward Strutも1曲目以上にguitarとbassがスリリングにユニゾンで聴かせてくれます。とにかく、全曲イカしたアルバムなのですが、中でも一番のお気に入りは、7曲目のMarching Powderです。このguitar+bass+synthesizerにsaxが絡んでくる音は、聴き物です。Tommyは参加していた超有名バンド、Deep PurpleとJames Gang(そーなんだよ。GangでもJoe Walshの後だったんだよ。そのせいか、Tommy時代のアルバムも名盤揃いなのに、Joe時代のアルバムのほうがよくリィシューされてたりするんだよ。ちょっと腹立つんですけど。。。)のせいで、Rock Guitaristとして認識されているようですが、こうして聴いてみるとjazzやfusionといった音にも通じていたのがよくわかります。(実際、Jazz Guitalist 100選といったアルバムに演奏こそ入りませんでしたが、ライナーノーツには彼の名前が出てきます)とにかく、一緒に演ってるミュージシャンもびっくりするようなビッグネームばかり。聴かなきや勿体無いようなアルバムです。
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