おじさんもくつろげる56軒が紹介されています。珈琲の味うんぬんより、店の歴史や、周辺の様子をメインに書かれているのが特徴。泉さんと同じ道筋で散策するのも、楽しいのではないでしょうか。各喫茶店のイラストを描かれた、なかむらるみさんの画が気に入りました。温かみがありながら、細かいところまで描かれており、珈琲の香りが漂ってくるようです。ポストカードにしても、素敵だと思います。ぜひ、続編も発売して欲しいです。値段が少々高いのが難です。
おそ松くんを 題材にして昭和を振り返るという作品。
おそ松くんを題材に、その当時の生活文化を細かく端端と掘り下げていく本です。
資料的な意味合いが強く、読み物としてはどうなのかな。
自分はあまりおもしろく無かったです。
私が子供の頃の昭和40年代も含めて
とても懐かしくとても面白くこの本を眺めていて、いつの間にかハマってしまっています。
この当時はプロレスやボクシング中継もゴールデンタイムで数多く放送されていましたし
今みたいに2時間、3時間の長時間スペシャル特番も少なく
ドラマにしてもバラエティーにしても本当に30分、1時間といった短い時間が多かったようで
その中できちんとした中身で番組が作られていたんだなあと感じます。
いやぁ、なつかしい番組がたくさんあって感動しました。子供のころを思い出します。 とても面白いです。
東京について多く執筆しているコラム職人・泉麻人が昭和初期に活躍した今和次郎(こん・わじろう)と吉田謙吉の仕事を現代風に再編集した一冊。 書店で装丁の美しさにやられて購入! こういう内容は学術的で堅苦しくなりがちだが、そうではなく気軽に読める本に編集されているところはさすが職人・泉麻人。 いま流行りの古い写真をまとめた本などからでは絶対に読み取れない当時の市井の人びとの様子がわかって面白い。 当時彼ら(今と吉田)が行っていた調査レポートを、銀座、浅草、本所深川、阿佐ヶ谷…とエリア別に泉麻人がやさしくナビゲートしてくれているので、街についてのコラム集としても楽しめる。 巻末に収録された豊富な図版を眺めるだけでも一読の価値があると思う。思わずうっとりしてしまった。
関東大震災からの復興の様子を記すために始めたという“考現学”。 先の震災で心を痛めた日本人は多いと思うが、この本で取り上げている関東大震災後の復興の記録に、未来に向けてのメッセージが隠されている気がしてならない。
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