まだ全部は観ていませんが、高校生の時、このライブが映画になり、レコードになったときから内容の凄さはさんざん見聞きして知っています。
あのころジョージの出すレコードはみんな超豪華版で、値段も高く、当時の私のお小遣いでは到底手が出ないモノばかりでした。
35年以上経った今、やっと購入。それも映像付き!待った甲斐あり!
ライブDVDの最高傑作「コンサート・フォー・ジョージ」にはひとつだけ不満がありました。
それは、ステージ上にジョージがいないと言うことです。
こちらの方では存分にジョージ本人が観られます。それも彼のキャリアでもっとも輝いている瞬間を!これは何物にも変えがたい価値があるでしょう。
両方揃えてジョージの生き様、残したモノを目に、耳に、胸に焼き付けて欲しい。
西洋音楽と東洋思想を結びつけたのもジョージなら、世界情勢に目を向け、ロックスターの知名度をメリットにしてチャリティーライブを始めたのもジョージ。常にラジカルな人でした。
周りも「コンサート・フォー・ジョージ」に負けず劣らずスーパースターばかりです。
いや〜、それにしても、ラビ・シャンカール、若い!
レオンラッセルと言えば、カーペンターズ関連が一番有名でしょうか? 「ソングフォーユー」「スーパースター」そしてこのアルバムに 入っている「マスカレード」。本当に美しい、素直なメロディが カレンの歌声にきれいにはまるのです。斯様にきれいなメロディに 満ちた曲を出している割に、やはりあくの強さからか あまり評価されていない(と私が思っているだけかも) レオンラッセルの大傑作。 ジャケは怖いが、1曲目のタイトロープから聴かせる曲の多いこの アルバム。南部音楽が最も注目を浴びた時代の作品。 レオンラッセルに興味のある方は是非どうぞ。
ピアノと歌の構成です。
正直、CDでは彼女の真価を誤解してしまうところです。
私も生の彼女の声を聴くまでそうでした。
CDでも充分な歌唱力を発揮していますが、ライブとかで聴くとまた違った印象だと思います。もっと拡がっていく感じです。
このCDでの歌声は少し押さえ気味なのかな?と言う印象を受けます。
ゆったりと、リラクゼーションミュージックの印象を受けるのは、きっと余計な楽器を使っていないからだと思います。
ピアノだけで歌声に余計な飾りをつけなくても充分に素晴らしい人です。
アンジェラ・アキの歌を最初に聞くなら、「HOME」よりも、「心の戦士」よりも、「Kiss Me Good-Bye」よりも、最もシンプルなこれがいいと思います。
先ず最初に、彼女の基本のスタイルを知っておいた方が良いと思います。
70年発表の1stで、シェルター・レコードの記念すべき第一弾。ピアノの旋律が美しい1.は彼の代表作であり、誰しもが一度は耳にしたことのあるであろう名曲中の名曲で、エルトン・ジョンの Your Song と同列に語られる70年代の金字塔と言っても良い作品。カーペンターズのカヴァーも有名。この時期の彼はジョー・コッカーとの活動や、マーク・ベノとのアサイラム・クワイヤーなど精力的な活動をしており、やっと発表されたソロ作品という印象が強いが、それらの活動の成果が如実に現れた優れた作品に仕上がっている。マーク・ベノと同一線上の南部指向、ゴスペル風味を最大限に発揮した作風で、女性コーラスを加えた3.などはゴスペルそのものと言っても良いかも。「戦争の親玉」はCD化された時に追加された曲で、LPのファースト・プレスのみに収録されていたもの。アメリカの国歌にボブ・ディランの歌詞を乗せたものだが、クレームが付いたらしい。
レオン・ラッセルのデビューというより、彼のスタジオ・ワークの集大成と言える作品。当時の英米ロック界の全精力が終結していると言って過言ではありませんし、この作品をリリースするためにレーベルを立ち上げた、など様々な物語があるようです。演奏は力を抜いたセッション形式のものが多いですが、そのどれもが試行錯誤の果てのエッセンスを抽出したようで無駄な音はひとつも鳴っていません。制作時のボルテージの高さの証明が、全曲の流れです。多彩なゲルトを迎え、ロンドン、ロスアンジェルズ、メンフィスで録音されたことなど全然気が付かない(心地よい)緊張感なのです。
ラッセルは南部出身で、ブラックミュージックもカントリーもここでは混ざり合っています。4. Shoot Out on the Plantation の絶叫とノリなどは聴きものです。7. Prince of Peace は、E.クラプトンらしいギターが堪能できる曲です。11. Roll Away the Stone は、ジョージ・ハリスンとクラプトンの共演が聴ける豪華な曲。ラッセルのピアノが作り出すグルーブが素晴らしいです。「Song for You 」の強烈なイメージでバラード主体と思っていらっしゃる方がいらしたら、実はアーシーなロック魂にあふれる作品であるとお伝えしたいです。
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