岩崎琢さんは、ある程度音楽のジャンルを絞ってアニメサントラを作っていくことが多い。今回は、1980年代から1990年代に流れたであろう都会的な雰囲気をしっかりと取り入れた感じの楽曲で占められているように感じた。意外と楽曲自体に派手さはなく、劇判に徹しているのが、キャッチィでないという点からポイントを落としているが作りは秀逸である。いわゆるラップやシティポップスをインストにするとこんな感じかなぁ…と思わせるような、そんな仕上がりは、逆に「神様のメモ帳」という作品のサントラとしては最適だったように思えた。
ある一人の人物(?)が惑星ファンタスマゴリアの小さな国々を旅しています。彼が最終目的地につくと、物語は静かに終わります。 何かを教えようとするわけでもなく、ただただ、静かに始まって終わるファンタジーです。 登場する住人はみな、すこしうまくいかない悩みを抱えています。それぞれが、こっけいでいとおしい結末を見せてくれます。 どれも、美しい惑星で起こる日常なのでしょう。 ガラスの海、虹の絵の具工場、サボテンの国、サンタクロースの国のゆきだるま、なんでも四角いデジタルの国、短編ですから、いつ、どこを訪れてもいいのです。
豪華な出演者による、とても静かな、とても不思議な世界の物語です。心に何らかの病を持つ人々と少女のふれあい、優しさ。ラストは心にジーンと響きます。不思議な世界に浸りたい方、心を洗浄したい方にお薦めです
待ちに待ったかのさんのニューアルバムが発売されました。これだけで買ってしまう熱狂的ファンはともかく、「うーんセルフカバーか、どうしよう・・」と迷っている中くらいのファンの方に言えることは、「新曲カメリアの花を聴くためだけでも買う価値あり」ということです。この曲のイントロのコーラスワーク、その後につづくメロディー、曲全体が醸し出す雰囲気は、昨今のデジタルシークエンスをこねくり回して作った音楽に飽きた心を満たしてくれるでしょう。
充実選曲、全32曲2枚組のボリューム、お買い得価格(安っ!)……と、間違いなく今年のNo.1クリスマスコンピだが、じつは新発見が多し! 忌野清志郎と篠原涼子 「 パーティーをぬけだそう !」、浜田麻里「LAST CHRISTMAS SONG」、矢井田瞳 & 恋バスBAND with 小田和正 「恋バス」、GWINKO 大沢誉志幸 「 Merry Christmas Go Round」なんて、このコンピで初めて知りましたから。それもいい曲。例年のクリスマスCDではお見かけしない隠れソングを、どうやって見つけてきたのか経緯は知らないけど、丹念に探したんだろうなぁ。たぶん出会うことはなかっであろう埋もれた名曲を教えてくれたこのコンピに、ちょっと感謝。来年も期待です!メリークリスマス!!
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