本書は作家といわれる人々への読書体験に対してのインタビュー記事をまとめたものになる。
作家という人々はたくさん本を読んでいるのか。
それはもちろん幼少の頃からなのか。
古今東西のテキストは一通り目を通しているのか。
作家に対する普遍的なイメージ(?)と、
実際の作家の読書体験のギャップ(?)が面白い。
氏の作品の主人公は共通して知的でロマンチストな気が。 恋や青春の部分でなく、自分も話せなくなった経験があるので、その部分にかなり共感。 確かに人を好きになるのは狂気の沙汰だと。誰かを無限に愛することは既に「信仰」なので。
ドラマを観てからこの映画を観たので、映画がドラマのダイジェスト版みたいに感じました。映像は瑞々しく、特に高校時代の二人の場面は良いのですが、それ以外はあまりのめり込めませんでした。長澤さんのまんまるい顔が非常に健康的に見えました。
ラストシーンが哀しすぎて泣けてしまいました。堤防へサクを呼びにきたアキ。ふたりは微笑みながら歩いていきます。第1話のサクのセリフにある「夢から覚めるとき、またぎ越さなければならない亀裂があり、僕は涙を流さずにいられない。」に繋がるシーンなのだと思います。二人でじゃれながら歩いていくだけ。それが永遠に失われたという喪失感にさいなまれるのがこれからのサクの日々なのだと思うと泣けてしまうのです。
このドラマがこれほどまでに泣けるのは、心の痛みは時間が癒してくれるという迷信(実際は記憶を薄めるだけ)に、真っ向から「愛によってしか人は救われない」と叫んだ作品だと私は思っています。主題歌の「かたちあるもの」を聞くたびに涙がにじんできます。"
堤監督の最高傑作はこれではないかと思っています。
ベースは原作、そして一井かずみさんによるオリジナルが少し入っているマンガ版『世界の中心で~』。 絵が入ったおかげで、読書が嫌いな人でも『世界の中心で~』の世界を堪能できるようになってます。 原作が秀作なのでもちろんこのマンガも秀作です。が、ほんの少し気になった所が一つ。 原作の朔とマンガの朔の、表面上の性格のズレです。 具体的に言葉遣い。明らかに今時の高校生になってます。 まぁその方がこちらとしてもいろんな意味で感情移入しやすい事はしやすいんですがね。 とにかくその分と、その他もろもろ細かい所を原点。それでも☆四つなのはやっぱ片山先生をいい意味でひいきしているからなのかも。やっぱ『世界の中心で~』は秀作です。 ちなみにこのマンガは、めっさ少女漫画です。男の方は注意。 ちなみに読んでる俺は男です。
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