放射線検出器の購入者が測定値をネットで公開し、一部でホットスポット等と言われています。ですが、大抵の場合は測定機や測定方法の問題です。特にガイガーカウンタを用いた測定は誤差が多く含まれ、値が二倍や三倍やそれ以上になってもおかしくありません。国や自治体がガイガーカウンタで測定した値を公表する場合はエネルギー補償回路のあるシンチレーション式の線量計を用います。
ガイガーカウンタには、安価(今はそうと言えないが)、扱いやすい、ベータ線も同時に検出する、という利点もあります。身近に放射性物質の付着したものがないか「検出する」目的には十分と思います。ただし、放射線量を「計測する」には向きません。
この製品のG-M(ガイガー=ミュラー)管の型番は SBM20-1 (СБМ20-1)です。仕様を見ると 感度:22cps/(mR/h)(=132cpm/(μSv/h)) 対 Co-60 のガンマ線源、 固有バックグラウンド:1cps(=60cpm)、 測定範囲:0.014 - 144mR/h(=0.14 - 1440μSv/h) です。
測定範囲に注意してください。本来0.14μSv/h以上で使うものです。
固有バックグラウンドというのは、放射線が全くない場所に置いても装置が自ら発する放射線などによる計数値です。電極やガラスの中に放射性の原子が微量ですが含まれているからでしょう。そのまま表示させたとすると、平均 0.45μSv/h の値が上乗せされます。もちろんデータの処理の段階でバックグラウンドを除去するのが普通ですが、本来の信号がバックグラウンドより小さすぎると測定値の信頼性が下がります。
一般の人が線量計を必要とするかという疑問は大いにありますが、それでも必要と考える人がいて、低線量の地域で使うのであれば、ガイガーカウンタよりもシンチレーションカウンタを選ぶべきです。
ガイガーカウンタは計測器というよりも検出器です。高線量の場所以外で値を云々しても意味ありません。自宅周辺を計測して政府の公表値の二倍以上の放射線が検出されたという人がいますが、政府や自治体がガイガーカウンタで計測したら笑われます。
共産党が都内の放射線量を測定した結果がネットにあります。シンチレーション式の線量計を使っています。エネルギー補償はない機種のようです。「都内各地の放射線量測定結果 日本共産党都議団」で検索すると見つかります。シンチレーション式の線量計の感度はガイガーカウンタの一桁から二桁上です。
国産でエネルギー補償機能(回路かどうか分からない)のある小型のシンチレーション型の検出器は十四万弱で買えます。その機種は中味が「はかるくん」の新型と同じではないかという意見がありますが、メーカーが公的に発言したことではないと思います。他にも国産で小型のシンチレーション型の検出器が販売されています。その半分以下で買える外国製もありますが、シンチレータ結晶の大きさは国産品の十分の一くらいです。それでもガイガーカウンタよりは高感度のようです。
前のほぼ同等品であるMCSP24R3よりも紙の厚みが若干薄く腰も柔らかく、発色も若干落ちるように感じます。 しかし印刷面が圧倒的になめらかで、印刷後の質感、ソリの直し易さや裁断、価格を含めてトータルで考えると、本製品の方に軍配です。
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