こどもが小さいので、暖房器具の安全性を重視し選びました。
■良い点■ こどもが触っても安心です。確かに送風口は温度が高くなるので近づかせないようにしてますが、石油ストーブや石油ファンヒーターのように高温で即危険ではないと思います。転倒したら電源OFFになる機構もあるので安心です。見た目もかっこいいですし、掃除もしやすいです。本体も片手で持てるくらい軽いので必要な部屋に気軽に持って行けます。
■悪い点■ タイマー機能があると嬉しかったです。 電源ケーブルがちょっと太い(しっかりしています) 電源入れてすぐは冷たい風が出てきます。カーボンヒーターのように即暖かいではない。 値段が高いです。
カーボンヒーターのように無音でスポットを温めるものと違い、温かい風を送って、エリアを温めてそのうち部屋もだんだん暖かくなるような感じです。あまり広い部屋には意味が無いですが、寝室や、洗面所など活躍できると思います。まるで小さなエアコンのようです。
星野道夫を主人公にして、生命体としての地球を歌い上げる美しい映像詩。
アラスカ・アリュート族のカヌーを復元したジョージ・ダイソン、ハワイの古代遠洋航海カヌーを復元してタヒチからハワイまで、5,000キロの航海を古代の技術で実行したナイノア・トンプソン、アラスカの死に絶えたトーテムポールの村、等。
デナリ国立公園を作った元女性パイロット等の星野道夫の友人達が口々に彼の思い出を語る。多くの人たちに愛された人だったようだ。
惜しいのは、テンポが遅くて若干だれ気味な所。感動を深めようと言う製作側の狙いがあるのだろうが、現代人には向かないのでは?
それと、オカルトめいたものを感じる所。「霊」と言う言葉が安易に使われすぎている。精神的な深みを簡単に表現できると思ったのだろう。この問題をそのように安易に扱うべきではない。そんな大げさな言葉を使わなくても、自然の神秘的な美しさは映像だけで充分に伝わる。
フェルマーの最終定理が証明されて以来、数学における最大の魔力あふれる未解決予想として有名なのが、リーマン予想である。 ところがこれ・・・「ゼータ関数の自明でない零点は、全て実部が1/2の直線上に存在する」という、フェルマーの最終定理などと比べると非常に難解で、高校数学ですらストップしていたような素人にとっては、命題の意味を理解することすら困難なのである。それがなぜ凄いのかにいたってはさらに理解が難しい。 そこで本書は、高校数学は普通に終えたがゼータ関数をいじるほどには数学をやっていないような一般人向けに、リーマン予想と、その意義を解説してくれるのである。 ただ、数式があまり出てこないタイプの数学の啓蒙書と比べると難しい。 本書の適正数学力は、「高校数学のレベル」であるが、つまりは「高校数学を真面目に修学している」という意味であることには注意しておこう。
そんなわけで、しょっぱなからlogが当然のような顔で出てきたときは、かなり焦ったものである。少なくとも私は対数関数ってナンだっけ?なレベルだったので、読むのに非常に苦労したことを告白せねばならないだろう。
ただ、確かに本書は素晴らしい。素数定理の解説も、ゼータ関数も、たんなる雰囲気の伝達という以上に、そして真面目に計算するスキル未満のレベルで、しっかりと教えてくれるのだ。 また、本書の構成も良く出来ている。それは、数学的な記述と純粋な物語的記述が分かれていて、数学部分が判らない章は、物語部分だけ読めば、全く読み飛ばすよりもましな状態で読み進めることができる。 私は、後半の「ランダムエルミート行列」あたりの手前で、数学部分は挫折したが、素数定理が理解できたことと、リーマン予想が数学的にどういった意味であるかを理解できたために、かなり意義深かったし、実際にかなり面白かった。
ただ、私は読むのに本当に時間がかかったので、やはり、数学に対してズブの素人に近い人にはお勧めしにくい。逆に、高校で数学をある程度まで真面目に履修した人には、かなりお勧めできる一冊である。
出来れば、原書Oxford University Press版を読まれることをお勧めする。日本語の副題とは違って、この本における著者の論点は「ツールの進化が人間社会の発展・変革にいかに影響を及ぼすか」の「考察」が主眼点である。「予想」などではない。(そうとられることを著者は嫌っている。)現在、それは太陽(主として電池)、ジェネティクス(日本語の訳語と違い、これは工学だけではない)、そしてインターネットである。ダイソンが広範に日常的にアクセスしてきた専門家達の理論や開発状況を出発点として、社会はどうなっていくか、その場合に開発費提供者達も含め、どう考えるべきかということを、人間と貨物の輸送を同時達成した不経済なスペース・シャトルの例などを引き合いに考察している。ポイントは貧富の差による恩恵の差、更に支配者とサメバントの階級分化である。それを緩和するのは短期・長期開発期間の明確な分離、火星に行かなくても南極にあった石が火星の物であったと最近知った実例など例にして、技術の低コスト化が必須であること論じている。圧巻は最後の方のクローン羊ドリーの話であろう。受胎から胎児になる間に各遺伝子が役割分化された遺伝子情報を担う過程(stem cell developmental process)が理論的に全く分かっていなくてもドリーができてしまったということが、この事件が専門家の間でも専門的な議論にならない(専門家は理論的な話ができない)原因だが、一部の大金持しか需要がないような人間のクローン化よりも、優良な遺伝子を注入し、劣勢な遺伝子を除去する技術による、支配者とサーバントとの能力による社会の二分化が起こるかどうかの方がもっと社会にインパクトがある(昔の忌まわしき優生学を連想させる)。一時期はそういうことも生じるかも知れないが、コストの低減ができれば、差別化がなくなるのではないか、いや種化(speciation)で異なった種類の人間たちになって宇宙を住み分けるのかもしれないとまで論じている。ダイソンの能力や知見を一言でいえば、ファインマン級の理論物理、オンネス級の応用物理学、アジモフ級の生化学・オールラウンドな説明能力を全部混ぜた人といえるだろう。最後に、本書はニューヨーク公共図書館でオックスフォード大学の財政的後援で行ったレクチャーをもとにしている。中学高学年生、高校生にむしろ読んでもらいたい本である。
はじめ図書館で潜水記録保持者してのジャック・マイヨールの本に出会いました。彼の命をかけての記録への挑戦とまた人間が水の中で生理的にどう反応するかという研究への献身的協力はブラッドシフトというものを発見させてくれました。そしてその後の本で彼がイルカと交流できることを知り、たまたま彼が出ている映画がということでこの映画「地球交響曲」に出会いました。そうしたらほかにも素晴らしい人がたくさん出ていました。
残念ながらジャックは自殺してしまいこの映画を見た人は誰もが疑問に思ったと思います。だからこそ彼がどう生きてきたかを知ることは重要なのだと思います。
人のライフワークというのは見事だし本物であると思う。これらの素晴らしい映像や話も龍村監督のライフワークの一部にすぎない。もっともっと見続けていきたいと思う。
下記にて龍村監督自身のお話が聴けます。
http://www.aoki.com/etc/78news/79update/post_64.html
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