イタリア人が自分たちのことをヨーロッパの中だけで考えていればよかったのは1491年まで。本巻で描かれる1492年以降、イタリアも世界の中に組み込まれていく。しかし、都市国家に分裂したイタリアは、自分たちの足元を固めるのが精一杯である。チェーザレの悩みもそこにあり、そのことが詳細に描かれている。
1492年は世界史レベルで大きな出来事が相次ぐ。
レコンキスタ、コロンブスの新大陸到達、スペインにおけるユダヤ人追放。
このうち、日本において「ユダヤ人追放」は軽く見られがちだが、ヨーロッパにおいては重要な問題である。
果たして「ユダヤ人」であるミゲルはどうなるのだろう?
1492年は始まったばかりだ。
台湾のドラマは日本のドラマよりも回が多く今回のような題材の漫画を実写化するにはちょうどいい長さだと思います。日本のように11話ぐらいだと少し無理に話しをまとめないといけないでしょうが、長いからこそちゃんと細かいところまで丁寧に表現できるんでしょう。
でも逆に長すぎると中弛みしがちですが、この戦神は最後まで飽きずに見れました。F4で有名なヴィック・チョウのルックスも一役買っていますが、ルックスだけではなく主人公・零の多くの人から人気があり明るいように見えるけれど実は孤独を抱えてるという複雑な雰囲気が演技からもよく出ていて、それも合わせて魅力的に見えました。
キラも悩みを抱え苦しんでいましたが、零と出会いお互い癒しあえる関係になり前向きになっていく姿はドラマと分かりつつこちらも清々しい思いでした。
押し付けがましくない恋愛ドラマで、日本の漫画原作だからか世代をあまり問わず多くの日本人女性からも支持を得そうなドラマだと思います。
あと、カメラの映し方や構図がダイナミックで少女コミックとの絶妙な融合で日本にはない台湾ドラマのかっこよさを感じました。
わたしがこの世で一番好きな漫画は『ボーイフレンド』そしてこの『MARS』はこの世で一番愛しい漫画です。 真っ赤なバイク、零の背中にしがみつくキラ、キラを助けに必死で走る零、震えながら彼の背中に手を伸ばすキラ、彼の心臓の音、お守りのブレスレット、初めての触れるだけのキス、初めてのデート、温かいキス、やっとみつけた大切にしたいもの…、 MARSが連載中、毎月別冊フレンドを買っていたのだけど、わたしはMARSしか読んでいませんでした…何か、他の漫画読む気が起きなかった。何だったんだろうな、あの現象は…。 これから少しづつ深く深くなっていく零とキラの物語を、どうかじっくり読んで頂きたいです…。
大して歴史に興味のない人間なので、チェーザレなんて名前も聞いたことがない状態で読み始めましたが、さすが惣領冬実さんの作品だけあって、やはり期待は裏切られませんでした。
今のところ、ボルジア家のストーリーと大学内のストーリーが平行的に進んでいますが、そのバランスがとてもいい感じなんです。
難しい歴史や政治の話が終わると天然なアンジェロの話が入るので読んでいて疲れません。
考え方がかなり異なるアンジェロとチェーザレのこれからの友情にも目が離せません。
口では利用している利用していると言いつつ、少しずつアンジェロに心を開き始めるチェーザレの不器用さが少し可愛くもあり、読んでいて面白いです。
6巻まで来てもまだまだ続きそうな内容で、終わるまでには十年以上かかるだろうと思いますが、絶対に最後まで続けてほしいですね。
タイトルから予想できる通り、主役はチェーザレ・ボルジア。この作品は、チェーザレとその周囲を取り巻く人間達の若かりし頃からの話です。有名なお話なので、この結末は分かっていますが、それでも歴史をたどっていき、彼が誰とどの様に出会い、ここで彼がどの様に人脈を駆使し、動いてきたかを追っていけるのが面白いです。
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