ビクター・アニメソング・コレクションII アニメわんわん
「わん」と「わんわん」の同時発売ということだが、同じ番組のOPとEDをわざと分けて収録しているあたり、同時に買わせようというのが潔いほど感じられる。曲目を振り返ると、どこか異色な番組の主題歌が多く、バリエーションに富んでいて、なかなか良さげ。8割方持っているファンとしては購入をためらう面もあるがそれは贅沢というもの。しかし、「優しい夜明け」がどちらにも入らなかったのはなぜ?
うつの世界にさよならする100冊の本 本を読んでココロをちょっとラクにしよう
表紙の犬?熊?のイラストがなんともいえず買ってしまいました。
私も実は落ち込むことが多く、心理学や自己啓発の本を読んでいました。
ブックガイドかと思ってページをめくってみたら・・・かなりビックリしました。
巻頭カラーの衝撃的な告白。
ひとごととは思えず、ちょっと涙してしまいました。
医師や心理カウンセラー(有名な方です)の前説のあと、本の紹介が始まります。
最初に著者のメッセージがエッセイ風に書いてあり、そのあとに本が紹介されています。このエッセイが、体験者でしか書けない内容なんです。
だからとってもよくわかるし、「私だけじゃないんだ、みんなそうなんだ」と思えました。
取り上げられている本は、有名で納得できるものもありますが、なんで?というものもあります。良くも悪くも、著者の方のセンスが良く出ている選択です。
でも読んだことのある本でも、「この人はこう読むのか!」ということがわかり参考になります。
だから、著者の方はうつから回復したんだな・・・とっても大きな学びになりました。
全体にとっても優しく、温かい毛布に包まれるような感じを受けました。
なんだかとってもいい本に出会って良かったと思いました。
ココロ図書館(3) [DVD]
ココロ図書館にある鍵付きの本。ある日「怪盗ファニートータス」からその本を盗むという予告状が。そして
予告状の噂を聞き駆けつける梶原警部。「ココロ図書館」唯一のドタバタ・コメディですが、そのラストには
彼らと3姉妹のある絆がかいま見えます。
シリーズの一つの鍵を握る怪盗ファニートータス登場編!
読書術 (岩波現代文庫)
この手の本は数冊読んでみたが、いまのところこれがいちばん気に入っている。
本書は1962年に光文社から出版され、1993年に著者の「30年後のあとがき」とともに出版された。本人も言うように、内容はまったく古びておらず、むしろ読書という変わらない営みを続けることの愉しさが伝わってきて、勇気を与えられたような気さえする。
この小さな一冊を読むだけで、これからの読書の質が大きくかわることを期待できそうだ。
わたしたちの人生の時間はある程度限られている。本屋で目に映るすべての本を読むわけにはいかない。なるべく有用な本と向き合う時間をつくっていきたいと思う。さらに「おそく読む精読術」をいまからでも習得して、地に根ざした柱のようなものを自分のなかに建てていかなければ、と思うにいたる。
それにしても、もっと早くこういった本に出会いたいものだ。
DISCOVER JAPAN(初回生産限定盤)(DVD付)
いきなり余談から始めて申しわけないが、僕はシンディ・ローパーの大ファン
である。彼女が今年の春リリースしたアルバム『Memphis Blues』は、今まで
の彼女のハッチャキぶりを覆して余りある、素晴らしいBLUESアルバムだった。
ライナーノーツで彼女曰く『今のすべてのシンガーたちの出発点はBLUESに
ある。わたしは、自分がこれらの歌を歌うために生まれて来たんだと思う』
僕たちファンの殆どは、彼女がBLUESもしっかり唄えることに感銘を受けた。
来日ステージは魅力的で、ようやくBLUESを唄える歳になったと納得できた。
変な話題から始めて恐縮だが、今回のアルバムを酷評する人は多いだろう。
根強いファンほど「彼の変節?」が許せないかもしれない。安易に流行に乗り
「カバーアルバム」に走ったと捉える向きもあるだろう。しかし、しっかり聴いて
欲しい。元歌の作者や歌い手に対する、リスペクトと愛情が溢れてはいない
だろうか? そして、1曲1曲を心を込めて唄い上げてはいないだろうか?
実は、僕は彼の根っからのファンではない。年齢が上なので失礼な言い方を
許してもらえば、デビュー当初の鈴木雅之は「突っ張った若者が背伸びして」
唄っている、という印象しかなかった。その後も同様で、87年のデュエット
作品「ロンリー・チャップリン」のシングルは買ったが、お姉さんの鈴木聖美
が好きでカラオケでも彼女のパートを唄っていた。謂わば雅之氏は付け足し
だった。今聴いてもお姉さんの方が自然に唄っていて格段に上手いと思う。
しかしながら、年齢を重ねるに従い「突っ張り感=わざとらしさ?」が消え、
バラードでも想いのほか流暢に唄えるようになったと感じていた。でもCDを
購入するには至らなかった。考えを変えたのはこの『Discover Japan』の
挿入曲を聴いてからだ。出演されたFMの番組内で話しておられたが、美空
ひばりの声域の広さと唄の旨さに改めて感動したとのこと。
カーラジオでその後流れた「愛燦燦」を聴いて、僕はその足でCDショップに
駆け込んだが、実に素晴らしい曲と見事な歌唱力だと思う。ひばりの唄は
BLUESそのものであり、ここで偉そうなことを言うのを許していただければ
『鈴木雅之も、ようやくBLUESを唄える歳になったということ』
ただそれだけ・・・ではないのだろうか?
曲選びにも苦労したと語っておられたが、バラードやブルースにブギウギ、
果てはクリスマス・ソングもあって、なかなか楽しい組合せではないか♪
選び方にも工夫が感じられて嬉しくなるが、こういった曲を唄ってくれる
のなら、嫁さんを連れて初めて彼のディナー・ショーに行ってみたい気分
になってしまう(笑
根っからのファンの方を刺激するようなことばかり書き誠に申し訳ないが、
実は、彼の唄の新しい魅力を「発見」したのかもしれないなどと考えている。