セクシャルヴァイオレットNO.1~桑名正博RCA BEST COLLECTION
代表的なシングルを全て網羅したベスト盤。
シングル「セクシャル・バイオレットNo.1」をそのまま使ったナツメロ・ベスト臭プンプンのジャケットですが(^^;
各収録曲についてのコメント/解説、全シングル/アルバムのジャケットをカラー掲載したディスコグラフィー、BG写真は「コミュニケーション」と同じものを使用と、中味の歌詞カードはこの手の廉価版ベストとしては意外なほどに充実しています。
7.ロンリネスはアルバム未収録のシングル、6.ダーティーヒーローは日本語でのシングル・ヴァージョン、8.追跡ハートエイクは「♪セダン・スニーカー」のCMシングル・ヴァージョン、13.テキーラ・ムーンは「コミュニケーション」の再録ヴァージョンとは異なるシングル「サード・レディ」B面のオリジナル・ヴァージョン等、アルバム未収録のそれなりに貴重なテイクが収録されている。
が、疑問が残るのが最後の3曲、シングルB面となっていた曲もあるが、何故ゆえ「KUWANA No.5」から3曲も、しかもわざわざ特にパッとしないこれらの曲が選曲されているのか理解に苦しむ。
CD化されていない「To The Sun」のシングル・ヴァージョン、ロンリネスのB面「サイレント・ディズ」、または代表的なアルバム収録曲「夜の海」、「オン・ザ・ハイウェイ」、「ロード・マシーン」、同じ「KUWANA No.5」なら「船を出せ」など、他に収録すべき曲はあったはず。 なにより「月のあかり」がどうしてハズされているのだろう? 今、桑名正博のベスト盤を購買しようという人のほとんどはソレが目的だと思うのだけど…
AIKI [DVD]
実在のデンマーク人をモデルに、交通事故により下半身不随になった青年が合気柔術によって立ち直っていいく過程を、リアルなんだけど重苦しくなく、どちらかといえばエンターテインメント要素たっぷりに描いた傑作です☆加藤晴彦クンがこんなに素晴らしい役者さんだったとは、嬉しい驚きでした。前半の絶望的な表情から、とまどいながらも合気柔術を会得していく時の凛とした表情への変化が見事でした。また、合気柔術の師匠役の石橋凌さんは正に達人そのもので、凄く格好良かったです☆観終わって合気柔術を習いたくなること確実ですよ!
是非たくさんの方に観ていただきたい作品です☆
風街図鑑 風編
かって日本のロック、ポップスの基礎を築いた、はっぴいえんどのメンバーだった松本隆先生の記念盤。
ひとり、ひとりが優れた才能を持つグループで、あったが先生は作詞という世界で一時代を走り抜けた。 少し前の時代には阿久悠という天才が昭和の歌謡を引っ張った。その数は星の数ほど…といったくらいのヒット曲を生み出した。それは俺が、まだ小学生くらいの時代だ。 そして中学生になる頃には女性より女心の分かると言われた歌詞を創る天才が現れた、それが松本隆先生である。
この時代が青春だった人には、たまらない程の楽曲が収録されている。そして今の時代では、こんな歌詞を創る事も、これだけの仕事を短期間に、こなせる人も存在しない。 平成、生まれの人には何の興味もないような楽曲かもしれない。
今のデジタル化された音楽に満足されてる方には別に無理に勧める気はない。ここに収録されている音楽は1〜2ヶ月で消えていく現在のような使い捨て楽曲ではない。ましてイヤホンやヘッドホンで自転車に乗りながら(危ないのでやめるように…)聴くようなものではない。 ちゃんとしたオーディオを持っていたり(ちょっとしたコンポでもいい)長時間、車に乗る方には絶対、満足できる作品集である事を知って頂ければ幸いである。
80年代中心の音楽で90年代の売り上げ枚数と比較すると数字的には劣る。何故ならば80年代はレンタルレコード全盛期だったからだ。しかし、その借りたレコードを、みんなで聴いて、みんなが知ってるヒット曲なのである。90年代はCD全盛期。個人で購入し楽しむ時代だったわけだ。
そして今は街からCDショップが年々、消えていく…
大阪ソウルバラード(2)
大阪には色々思い出があって、忘れられんことがいっぱいあります。
このCD聴いてると沢山の思い出が湧き出してきて泣きます。
ナイトスクープの曲も良いですよね。
何度聞いても飽きないCDです。
実録・悪漢 [DVD]
太平洋戦争後の混乱の昭和27年、「悪漢」と呼ばれ手につけられない暴れん坊の在日朝鮮人・中村篤志が愚連隊を率いる大阪が舞台となります。クラブでのトラブルから在日・同和で組織される愚連隊の明仁会に入ることになり喧嘩三昧の毎日。そんなとき山路組とのトラブルから戦争に突入し、ヤクザと愚連隊の違いをまざまざと見せ付けられる。実録とあるとおり、明仁会とは実際は明友会という朝鮮人愚連隊で、山路組は日本最大のヤクザ組織山口組。実録もののVシネマはかなり気を使ってヒーロー仕立てにすることがほとんどで、すっかり飽き飽きしているのですが、本作は見所満載。 波岡一喜主演というのも見るキッカケを作ってくれたというのもあります。 そういえば波岡一喜は「喧嘩高校軍団 特攻!國士義塾vs朝高」でも朝鮮高校生の番長役を演じていた通り、ちょっと日本人離れしていて面構えが良い。以前にも明友会をモデルとした「修羅場の侠たち 伝説の愚連隊・盟朋会」を見ましたが、それよりもずっと本作の方がおもしろい。次作が完結編になるのですが、2回に分けて発売しても納得出来る終わり方をしているところも良い。