資金300万円でも、アパート一棟、買えました! ド素人がリスクを避けて収益物件を作る実践マニュアル
まず「資金300万円」に驚き!
この資金なら誰でもチャレンジできそう…
しかも「ド素人がリスクを避けて収益物件を作る」!
経験者でも難しいリスク管理と収益を得られる物件を素人が?!
興味深々で読んでいたら、いっきに読んでしまいました。
地震保険に入ること、地方の1棟物件を狙ってみる、など
不動産投資について重要なことが、わかりやすく解説されています。
経営のパートナーである管理会社との付き合い方にもふれていますが、
「人と人との付き合いが不動産投資でもとても重要になる」
というところに著者のお人柄が感じられました。
300万円たまったら、ぜひ実践してみたいです。
素人だけでなく、不動産投資の経験者の方にも、ぜひ一読していただきたい本だと思いました。
人生を切り開く「1億円」投資思考 ―貯金50万円からはじめる、「ワッキー流・不動産投資術」
ここ数年で一番の良書でした!
内容は、数年前に流行した、
「中古の大型RCマンションをフルローンで購入する手法」と、
最近徐々に広がりつつある、
「地方の激安ぼろ物件をリノベーション」する手法を組み合わせた著者独自の、
「拡大のスピード」と「安定性」を両立した投資の考え方が語られています。
現在ではフルローン投資の敷居はかなり高くなってしまいましたが、それでも、
ボロ物件からの収益で「頭金を何割か入れて行うローン投資」のリスクを賄うという考え方は、
リスク許容度が低いサラリーマン大家さん向けの、今後も充分通用する考え方だと思いました。
他にも、内容が超具体的であるということもこの本が優れている理由の一つといえます。
すべての事柄が著者の経験に基づいているため、本当にリアルで投資経験の浅いサラリーマン大家さんにも理解しやすい内容です。
「巻末のオリジナル賃貸特約事項」
「地方のアパートで発生した水漏れトラブルをコストも労力も掛けずに自動的に解決する仕組みづくり」
「保証会社を使わず顧問弁護士と契約することで物件運営を行うにあたって発生する法的問題を解決する」著者独自の手法が具体的に語られていて、この部分だけでも1500円分の価値は充分あると思います。
最近、内容のない不動産投資本が多いように感じていましたので、久々に納得のいく一冊でした。
アパート経営はするな!―賃貸経営の落とし穴
著者はバブル時代にバブルの崩壊は必ず来ると読んで、バブルが弾ける寸前に多くの物件を投げ売ったためバブルの傷は浅かったとの事です。
バブルが弾けることは今思い返せば当たり前のことなのに当時は誰も気づかなかった。私しか気づいていなかった。誰も忠告を聞いてくれなかったとの事です。
そんな著者が減り続ける人口と供給過多な賃貸住宅件数を理由に賃貸経営はするべきでない。でも、今は賃貸経営ブームで誰もその危険さを理解していない。
これはバブルの時の状況と告示している。10年後には私の言ったことが分かるだろうと述べています。
私は賃貸経営に興味がありいろいろな本を読んできましたが、賃貸経営に批判的な本も読んでみようと思い買ってみました。
読んで見て過剰に批判している感はありますが、賃貸経営のリスクについては他の本よりも詳しく書かれています。
賃貸経営について批判的な本はあまり無いので、賃貸経営を始めようとしている方は、この本もあわせて読む事をお奨めします。
但し、著者は2003年に「年金は自分で作れ!」という本の中で賃貸経営を勧めているのが気になります。
40代からの堅実不動産投資―お宝人生設計でリストラ・老後も不安なし!
私は、2004年に『「お宝不動産」で金持ちになる!』を読んで衝撃を受けてから7年が過ぎました。
不動産投資の本も100冊近く出版されているように感じますが、沢さんの本よりも体系的で現実的な本はまだ登場していないように思います。
今回の本は、1.分かりやすい、2.数値化されていて具体的、3.体系的である、という沢さんの本の特徴がありつつ、2011年での現実的な投資手法が紹介されています。
刺激的なタイトルの不動産投資本やPDFを読んで不動産投資に興味をもった方には、一度この本を読んでさらに知識を深めてもらいたいです。
当時27歳だった私も結婚し子供が生まれて真剣に人生のプランを考えるようになりました。
現在の日本の年金システムは本当に素晴らしいと思いますが、私の場合は年金が無い前提で老後を考えています。
そんな私が常に手元において置きたいと感じる一冊でした。
手持ち200万円から始める! 低リスク・高利回りの不動産投資
世に不動産投資をしたいという方は多く、最初の1歩を踏み出して念願のオーナーとなった方も多い。
だが・・・・実際にオーナーにはなったものの、毎月の収入に対して支出は意外な程に多く、当初計算していたよりも全然儲からない・・・なんて事例も多いらしい。
「収益不動産ってホントに儲かるの?」そんな疑問が一人歩きする。
著者はオーナーになったものの、思うような収益を上げられていない方は須らく
「最初の計算が甘いことが原因」であると述べています。
物件を表面利回りで見て判断するのは間違いだという点は最早「常識」です。
では経費を差し引いた所謂「ネット利回り(実質利回り)」で判断すればOKか?と言えば、
実はそれもまた間違いであるというのが著者の主張になります。
ネット利回りは1ヶ月・1年等の「ある特定の期間」しか判断できないのです。
さらに経費の中に「所得税」「法人税」「購入の際に掛かる諸経費(仲介手数料等)」は通常は反映されておりません。
つまり、ネット利回りで物件を見るのも不足があるのです。
そんな中で、著者が本当の物件の収益力を計る物差しとして挙げているのが「IRR(内部収益率)」になります。この指標を以って判断すれば、物件を買ってから売るまでの全期間の収益を評価することが出来るそうです。
前述の「予想よりも儲からない」ことは具体的には、物件の空室率を少なく見積もってしまっていることが原因です。さらに加えるならば「リフォーム等の物件の収益性を上げるものをやり過ぎる(過剰投資)」も却ってオーナーの首を絞めることに繋がります。
・費用対効果を考えたリフォームこそ最良なのです。
著者は既に発売されています不動産投資本で述べられています内容にも疑問を呈し、
・設備でウォシュレットは入居の可否を決めるほどのポイントにはならない。
・デザイナーズ物件はむしろ「キワモノ扱い」されることも多い。
・今後は狭くてもバス・トイレ別、室内洗濯機置き場が必須。
・駅から徒歩9分を超えて離れている物件は、賃料の下落が激しいので避ける。
(シングル・ファミリー・都心・郊外の区別無く)
・賃料が3〜4万円の低価格帯の物件は入居者の属性が悪いことが多い。属性が悪ければ滞納の確率上がる。
・事務所・店舗物件はよほど立地が良くないと、住居に比して不利。
・売却による利益確定も税金の高さを考えれば、効率のいい稼ぎ方とは言い難い。
・節税の抜け道はなく、普通に納税するのが1番。
・売却する際に「オークション方式」は避ける。買う側が手を挙げ難い。
著者はエリアでは都心(山手線内側)に電車で30分圏内の郊外物件が、流動性・価格・賃料下落リスクを鑑みて最もバランスに優れていると指摘しています。距離で言えば東京駅から20'q圏内。
神奈川県・埼玉県の東京都寄り。杉並区・北区・板橋区・練馬区・足立区・江戸川区等が該当します。
沿線だと中央線・西武池袋線・西武新宿線・都営三田線・東急目黒線・東急田園都市線などがイメージされます。
読んだ後に巻末の著者の顔写真を見て「若い!」と驚きました。
とても、こんな内容の本の書けるだけの経験を積まれたとは失礼ながら見えないのに・・・、それでいてこの内容。既存の不動産投資本とは一線を画しています。
数字に落とし込むことの重要性。気が付けて良かった!