薬用ベビーパウダー ( 弱酸性 ) PKパフ ( 医薬部外品 )
ベビーパウダーの容器に、複数の小さな穴が空いており、
その上にパフを置いて、フタを被せてフリフリすると、
パフに適量のベビーパウダーが付くというものです。
いい感じについてくれますよ。
パフも優しい肌触りで、お肌に安心感があります。
スベスベさらさらなお肌でいたい人には、とてもいい商品ですね。
ピジョンというブランドも信頼できるので◎です。
一つ注意点があります。
フタは被せるだけの簡単な作りなので、誤って容器を落としてしまった場合に、
粉が飛び散って大変なことになります。
扱う際は、落ちないように注意された方がいいですよ☆
その点も踏まえ、☆四つにさせてもらいました。
ATEX ルルド マッサージクッション ピンク AX-HL148PK
あちこちでコマーシャルされている大人気商品ということで、試しに買ってみました。
名だたるメーカーの製品でもなく、ましてや中国製。正直、あまり期待もしていなかった
のですが、使ってみて正直驚きでした!
よくある安物のバイブレーション機能のマッサージ器とは全く別物です。この商品は、
左右に各々2つあるもみ玉が回転するタイプで、その回転の仕方が非常に絶妙です。
「揉みほぐす」という表現がぴったりくる効用です。数十万円もするマッサージ椅子とは
比較できませんが、「揉みほぐす」というマッサージ効用に限って言えば、それほど
遜色ないのではと感じました。
使い方としては、椅子の背中の部分やベッドに置いて、身体のこった部分を押し付ける
形になります。こり加減によって、自分で強弱をつけて押し付けることになりますが、
しっかりともみ玉が動き、程好くほぐしてくれます。商品本体には強度調整機能はあり
ませんが、絶妙なスピードでぐりぐりと揉みほぐしてくれ、本当に気持ち良いです。
価格からしても、実はそれほど期待していなかったのですが、相当な肩こりの私でも
「よく効くわー!」と感じました。注意書きに「商品に大きな荷重がかかるような
使い方をすると、安全装置が作動しモーターが止まる場合があります」とありましたが、
相当強く身体を押し付けても止まることはありませんでした。
更にこれからの時期として嬉しいのは、スイッチを二回押すことで、ヒーター機能が作動
することです。こった部分を温めながら、より効率的にマッサージしてくれます。
寒い日もポカポカです。
健康とスイッチ切り忘れ防止のために15分で自動的に停止する機能がついています。
電源は、ACアダプターを普通の家庭用コンセントに差し込むだけです。仕様をみると
入力AC100Vとなっているので、海外では変圧器が必要でしょう。
お手入れも簡単で、本体カバーを丸ごと取り外し洗濯するだけです。私の買ったゼブラ
ブラックの色柄は違和感なく部屋にマッチし、一見普通のクッションと変わりません。
中国製の廉価商品ということで最初期待していなかったですが、実際に使ってみて、
「なるほど、よく売れるのも当然だな」と納得です。おすすめできる良品です。
PK
一見取り留めなく広がった話が、
最後にバタバタっと回収されて一つに繋がる感じ、
作者の持ち味堪能という作品。
三本の中編からなるが、
それぞれすこしずつリンクしていて、
長編としての味わいも楽しめます。
「臆病は伝染する」のフレーズが印象的な感動作PKから、
耐性菌の蔓延をパラレルワールドを
利用して防ごうというSFミステリー的な密使まで、
無理なくつながり、
ドキドキハラハラ楽しめました。
夜の国のクーパー
最初の数十ページを読んで、伊坂さんのデビュー作「オーデュボンの祈り」を思い出しました。
ごく普通の男が謎の島にたどり着くという。あの島には未来を予知する案山子がいて、
今回はしゃべる猫「トム」が登場します。
猫が住む国は鉄国という国との戦争に敗れ支配下に置かれる。
そんな国家の危機を猫と鼠の関係も交え、猫目線で描いています。
登場人物の命名についてはあとがきで大江健三郎さんの作品を手本にしていると明かしていますが、
それにしても変わった名が多い。
国王・冠人、その愚息・酸人、
弦(げん)、号豪(ごうごう)、医医雄(いいお)、枇枇(びび)→(ワンピースのネフェルタリ・ビビをイメージしてしまいました!)ら国民、
そして、トム、クロロ、ギャロ、グレ、ヒメら猫たち。
伊坂さんとしては初めての、完全に日常から離れたファンタジー作品のため、
400Pある中で最初の100Pほどはなかなか設定が頭に入りにくかったです。
全体の3分の2ほどでようやくトム君と島にたどり着いた「私」が行動に移ります。
それまで延々と背景を飲み込むので精いっぱいで、いささか疲れました。
にもかかわらず、最後の80Pほどで明かされる世界の秘密(鉄国との戦争・クーパーの兵士の真実)がすべて
セリフ語り、つまり事後説明されるため、臨場感が乏しいままに読み終えることになります。
もっと登場人物たちとともに行動し、危機を迎え乗り越えるような高揚感がほしかった。
猫視点で仕方ないことですが。
「PK」でも触れられた国家感が今回は前面に打ち出されていますが、
最後の「私」に関する仕掛けが、現実と虚構をないまぜにしすぎていてちょっとすっきりしません。
「ゴールデンスランバー」くらいの塩梅がちょうどよかった気がします。
説明的過ぎたのが惜しいところですが、全体として、視点や着想はさすがです。
1からここまでの世界観を構築できるあたりはやっぱりすごい。