C++テンプレートテクニック
C++のテンプレートの使い方、テクニックを解説した本です。
C++の基本的な文法、構文の知識がある人が対象と書いてあります。実際はSTLくらいは理解していないと読むのが困難でしょう。
テクニックの説明は簡潔、良くまとまっていますが、それを使った例やライブラリ解説が詳しかったり詳しくなかったりと章ごとにばらばらです。11章などはChapterに直接関係ないRange-baseライブラリの実現方法がメインになっていたり…新たに章立てするべきでしょう。
また、特にChapter7, 11など長い章で顕著ですが、話の流れが急に変わったり飛んだりすることがあります。
これらの不満点がありますが、内容自体はまとまっているので熟練者はパターンカタログとして、初心者はテンプレートメタプログラミングの入門書として使えるんじゃないでしょうか。
上記のように内容が薄いところもあるので、この本だけでなく他のテンプレート本も読むことをおすすめします。
OverLay Brilliant for MacBook Air 11インチ(Late 2010) 高光沢液晶保護シート OBMBA11
これまでガジェット物等の液晶保護シートにはこの製品を利用しています。
今回は低反射のものにするかを悩みましたが、先ずはこちらで試してみようと購入しました。
サイズも専用品なので当然ですが若干の余裕があるくらいでピッタリで、私の環境では映り込みもそんなに気にならないので大変満足しています。
iPhone等のようにサイズが小さくはないので上手く貼れるか心配でしたが、シート自体にある程度の張りがあるため比較的スムーズに貼り付けることができました。
アメリカ留学体験記 Never Too Late―今からでも遅くない
田臥勇太という日本のバスケットボールを代表する人物が、アメリカでの留学を通してどのような実生活を送り、何に不安を感じて、何に支えられ、どうやってプレイヤーとしてのシーズンを、また途上の若者としての時間を過ごしたのかを本という形で残したことには多くの意味があり、後に続く日本のプレイヤーや学生、子供や子を持つ親にとっても財産になると思います。
その意味でこの本は評価されるべきだと思います。
ただし、一方で、「田臥勇太」という本人の意思に関わらずメディア先行で見られがちな人物像や、その先行情報では掬えるはずのない本当の彼の考えや、タイトルにもなっている「NEVER TOO LATE」という言葉に受けた衝撃などの、文章としての表現に生々しさや力が足りないと思いました。
田臥選手の父母の言葉を章ごとに織込んだり、各章の頭にカラーページを設けての写真掲載などの構成は「(見え方として)格好良くはない」という人がいるかもしいれませんが、私は「田臥選手の何かをより確かに伝えたい」という面ではとても好感がもてます。ただ、本当に、文章の濃密さについては、読み足りなさが残ります(ページ数の都合ではなく)。
これはNBAに行く以前の留学からの帰国段階までの本なので、ということもあるのでしょうが、後に続く者たちへの道標、人物像への掘下げとしては、申し訳ないですが、『生涯 野良』(森下雄一郎)のほうが出来ていると思います(『生涯 野良』も筆力等の面ではもうひとつですが、「これは伝えたい」ということが明確な分、本としての「力」があります)。
いつか「田臥勇太」の人物とそのバスケ道が生々しく感じられる総括的な本が出ることを期待します。
THERE’S NO TURNING BACK
最近になって彼らを知ったものとして
ルックスを見ての第一印象は25年前のネオGSバンドを思い出した。
コレクターズなど才能がある一握りのバンドを除いて、一過性のムーブメントの中でパロディを演じて消えていったチャラいバンドたち
しかし音を聴いてすぐそれは間違いだと気付いた、すまん!
骨太だけどスタイリッシュ、この音だけでも遡るだけの価値はあるな
夏フェスで初めて彼らを観た、圧倒的なボーカルにタイトな演奏、でもMCは笑える
ROCKってカッコイイかかっこ悪いかの2択、このバンドは文句なくカッコイイ
陽子 (荒木経惟写真全集)
夫人である陽子さんの写真を編集した写真集です。ここに見られるものは荒木さんの気持ち。陽子さんの心そしてお二人の「関係」です。この濃密ともいえる関係性こそ写真の持つ意味ではないでしょうか。小奇麗な写真を撮っていた自分が恥ずかしくなるほどの実直な記録の数々でした。愛しているもの、身近なものを撮る。ここにはそんな「写真」の全てがあるように思います。