イマージュ クラシーク~ベートーヴェン
私はベートーヴェンといえば「第9」や「運命」のような重厚でメロディがシンプルでわかりやすくて迫力のある厳粛な音楽というイメージだったのですが、このアルバムはPOWERFULだけじゃない様々な曲が詰まっています。
DISC1の#1はベートーヴェン唯一のオペラ曲(歌はなし)や、DISC2の#2 #3 #5 #7のピアノ曲は、静謐でなおかつロマンティックな曲で夜にぴったりです。タイトルしか聞いた事がなかった#2「月光」#7「悲愴」もタイトルだけだと暗いイメージがしていたのですが、全然そんなことはなく、ベートーヴェンが恋していた時に(生涯独身でしたが、恋多き男性でモテていたと解説に書いています。)書いただけあって、柔らかくSWEETで美しい曲でこのアルバムの中で1番好きです。
逆に#8〜#10は爽やかで、明るい気持ちになり高揚感あふれる感じで憂鬱な朝にも?晴れやかな気持ちになるような曲です。
DISC1の#3 DISC2の#4 #8 #11は小中学校の掃除時間にかかっていたこともあり、これもベートーヴェンだったんだ!と今更ながら新しい発見でした。
2枚組でジャケも美しいですし、ベートーヴェンについてや各曲の解説・曲にまつわるエピソード等もわかりやすく書かれていますので、クラシック初心者の私にはありがたいです。
欲をいえば「第9」「運命」第1章も聴きたかったです。
恋におちたら ~ 僕の成功の秘密 ~ DVD-BOX
まさに役者クサナギツヨシの為にあるようなキャラの島男。そして今やその地位を確立している堤さん。
二人が対立してテーブルで向かい合ったシーンが一番の見どころだとボクは思いますね! あのシーンはゾクゾクします。
斎藤秀雄 講義録
講義の録音をそのまま文章にした本。わかりやすい語り口で、演奏解釈について教えている。
これは、現在のスタンダードではないが一貫しているので説得力がある。音楽の文法を明らかにしようとする挑戦である。楽譜に書かれていることが全てで、それを詳しく細かくおざなりにしないで読み取っていこうとする姿勢である。
現在では、作曲家の生きていた時代の音を復元してそれを参考にするという考えがあるため、彼の姿勢は現代的ではない。だからこそ音楽を見るときの基準をもうひとつ持つことが出来るようになり、古い音楽と新しい音楽の差をよりよく理解することが出来るようになる。
問題といえばわかりやすく、多岐に渡った内容のために流してざっと読んでわかった気になってひどいときにはそれをそのまま他人に教えようとしたりして失敗する馬鹿が出る恐れがあること。
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ソニー・クラシカル100
バーンスタイン、小澤征や(携帯でやの漢字が見つからず)クライバー、五嶋みどり、ヨーヨーマ、ジャクリーヌデュプレ、グールドに横山幸雄、ホロヴィッツ、パールマン、まだクラッシックを聞き始めたばかりで、皆さんのレビューを見て、
「どれもこれも聞いてみたい!しかし全部集めると!!!」と苦悩する方にお勧めです!
長い曲以外はぶち切れになっていないし、
クラッシックオムニバスものとしては、めずらしい
「さくらさくら」とか
「禁じられた遊び」のギターとか、
大島ミチルの曲や
鼓童の太鼓曲まで入っていてバラエティーに富み、
実に楽しいです。
これを聞いて五嶋みどりっていいなあ〜。
と知って、新たにCDを買うことにしました。
聞きながら
「これは誰の演奏で誰の指揮なんだ?」
と、何度もブックレットを見ないとならないので忙しいですが、
色んな人の色んな演奏を聞いて好みを決めたい方にピッタリではないでしょうか。
通しで聞いた感じでは、誰にも好まれるような、
癖の強く無い、爽やかな演奏が多いようで、
オムニバスものには
「これは嫌いだなー」と感じるような癖のあるピアニストや、
「これはもしかして下手なのでは?」と感じるような外れ曲が入っていてストレスを感じることが多いのですが、
これにはひとつも嫌いなものが無かったです。
どれもこれも安心して聞ける良い演奏だと思います。
ここからまた音楽の世界が広がって行きそうです。
飽きずに何度も繰り返し聞いてます!
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
堤さん以前のバッハはチェロの音の響きの美しさに圧倒され息をのみましたが、今回のCDではバッハの曲の美しさと音のぬくもりに圧倒されました。
以前のものは「これを聴け!」とばかりの演奏でただただその響きを追っていましたが、今回は曲が独りでに身体に染みこんでくるような演奏です。
どちらも大好きで、自信を持って星五つです。おすすめします。