風のように+7(紙ジャケット仕様)
紙ジャケット・コレクションということで再度購入してみました。
当時予約特典でもらえた写真集もサイズが小さくなって添付していますが、この写真集も川村真澄さんが文書を書いているということでこのアルバムの世界観をひきたてています。(ただ少し字が小さく読みにくい箇所がありますが・・・)
アルバムの収録曲はすべてが松本伊代さんの代表曲になってもおかしくないというクオリティーの高さで圧倒されました。
川村真澄さんの楽曲だと伊代さんの曲が生き生きとして聴こえます。
文字どおり最高傑作です!! もし川村真澄さんの曲だけをいまも歌っていたら歌手・松本伊代としてもう少し高い評価を受けていただろうに と思える
アルバムです!!(つまりこのアルバムのクオリティーが高すぎてしまった そんなアルバムです)
Amii in the box
1枚目の「Amii’s Selection」は彼女が歌っている曲ばかりを集めており、2枚目の「Marriage with Amii」は他のアーティストに提供したもので、そのオリジナルの歌唱を収録しています。
EMIミュージックジャパンからの発売ですが、名曲「オリビアを聴きながら」はポニーキャニオンの頃のものですし、「待っていてね」はコロムビアから発売されたものですから、レーベルを超えて彼女の足跡をたどれるという企画になっています。
1976年に「冥想」でデビューしてから、30年以上が経ちました。当時のヒット曲の「冥想」も「マイ・ピュア・レディ」も「FOR YOU」も、その瑞々しさは今でも全く古さを感じさせないからこそこのような企画が成り立つのでしょう。当時のアルバムも数種類再発売していますが、歌唱も楽曲も今に通用することを証明しています。
曲作りの巧みさは元より、独特の声質を活かした歌唱力は際立っています。切なくなるような情感溢れる歌唱法は他の歌手の追随を許さないものがあります。2枚目の「オリビアを聴きながら(杏里)」と聴き比べをすればその技量の差は一目瞭然ですから。
「Joyful Joyful」でのゴスペル唱法の巧みさにも聴きほれます。感性も豊かですし、リズム感もテクニックもあり、見事な歌唱を披露しています。このジャンルを追求しても一流の座を獲得したでしょうから。
2枚目の「天使のウィンク(松田聖子)」から「漂流者へ(高橋真梨子)」までの15曲は彼女のソング・ライターとしての能力の高さを証明するものです。石嶺聡子の「私がいる」、観月ありさの「伝説の少女」など、歌手の個性を生かしながらも「尾崎亜美ワールド」が浮かび上がるわけで、それがまた楽曲の魅力につながっているのでしょう。
センチメンタル・ダンス・クラブ+10(紙ジャケット仕様)
1〜4曲目は、スローナンバーで癒し系の良い雰囲気。
5〜8曲目は、ダンスナンバーで筒美京平らしい売れ線な感じ。
他にも「You don't know why」が何気に名アレンジだと思う。
嬉しかったのは、LPの歌詞カードを再現したミニ歌詞カードだけではなく、本人&スタッフのインタビュー入りの大きな文字の歌詞カードがあった事。良心的な復刻盤だと思いました。
ゴールデン☆ベスト 早見優 筒美京平POPSベスト
今回収録されているのは、長いキャリアと実績を持つ作曲家「筒美京平POPベスト」というだけあって、早見優のヒット曲での代表曲でもある、1982年のデビュー以来、1983年に5枚目のシングルヒットとなった「夏色のナンシー」は、やっぱり今聴いてもPOPで、早見優の健康的でさわやかなイメージにピッタリの曲だったと思います。
わたしが早見優を良いなと思ったのは1982年にリリースされた3枚目のシングル「アンサーソングは哀愁」(作詞・阿久悠 作曲・馬飼野康二 編曲・萩田光)での事でした。残念ながら、作曲者が筒美京平ではないので収録されていませんが、それでも、他にも「渚のライオン」、「ラッキィ・リップス」「誘惑光線・クラッ!」などのヒット曲が懐かしかったです。
「夏色のナンシー」が、初恋は経験済みの若い女のコが少し成長して、今は違う彼氏の男のコに対して恋愛感情に余裕がもてるようになった若さの輝きを歌った歌で、その対極にあるのが、1984年にリリースされた「哀愁情句」だと思います。歌詞は、ある程度恋愛を経験した女のコが、現在つきあってる恋人の自分への愛がさめていく過程のせつなさと苦しさを歌った歌で、この曲も好きです。
松本伊代 BOX [DVD]
4年前に発売のこのBOXが、2008年12月にアンコール・プレスされるようです。
残念ながら内容は変わらないですが。
ただ、アンコール・プレスされるということは、長いこと待ちわびた
紙ジャケット復刻が、年内はないにしても、来年…春あたり
その希が叶いそうな気がします。
もし、紙ジャケ復刻となった場合、恐らくアルバム未収録のシングルおよび
カップリング曲などがボーナストラックとして収録されるでしょうし
そう思うと、このBOXは石野真子と同じ扱いになるのかな?
石野真子さんの場合、ゴルベスで今まで出されてきた中途半端なベストではなく
シングルA面曲を網羅して、ファンのあいだでは好評でしたが
しばらくして、シングルコレクション的なBOXが発売されたので
ゴルベスの意味がなかったのでは?と言った声もあったようです。
しかしながら、さよならコンサートの完全版および、同コンサートの映像、
テレビ歌唱映像は、そのBOXでしか視聴できない良くも悪くも
ファン泣かせの内容でした。
その後の紙ジャケ復刻でもシングルA面B面曲はもちろん、カップリング曲の
カラオケまでも収録された豪華な内容でした。
伊代ちゃんの場合、このBOXが初発売されたのは4年前。
それからず〜〜っと、アルバム復刻を待っているのですが
ここへきて、このBOXのアンコールプレスということで
近々のアルバム復刻を勝手に期待しています。
そういう意味でも星4つにしておきます。
ちなみに、このBOXではビクターより発売された映像作品の
DVD化が目玉のようですが、一部が未収録だったり中途半端なのですが
後期の楽曲のB面曲はけっこうレアじゃないですかね?
4年前に購入して、一旦は手放してしまいましたが
これを機に再購入を考えています。
……シングルジャケットが掲載されたブックレットのために……