仮面ライダー電王 COMPLETE CD-BOX(DVD付)
本日、届きました。
もはや今まで発売されたCDに収録されていた楽曲に関しては言わずもがな。
(もちろん、すべて持っているわけですが)
それでも購入せずにはいられなかった、DVD!(狡いな!もう!)
正直なところ、この一枚だけで補えるだけの価値があるとは言えません。
言えないけど、フルでこのミュージッククリップを見た感想は、ただただ良かった。
感動すら、覚えました。「彼ら」を好きになって良かった。
短いけれど、本当にそう思える瞬間を味わえることは請け合いです。
とにかく、格好いい!でも笑えて…泣けちゃう。
放送室 1
やはり地位を確立してゆくタレントという人たちは、根っこの部分が太い。
まー引き出しにお笑いねたがつまっているという事か。
深夜ものをCDにするとたいへんおもしろい。いろいろな方がこのての物を
やっている。 松本さんと高須さんのはとりわけおもしろい。
もっと新しいのをーーと希望したいが何せその時代のものなのだから
しかたないか。
夜型の人でない人も楽しめる「放送室1」思いだしながらたのしめます。
ぜひお買い求めください。 推薦いたします。
大日本人 通常盤 [DVD]
私は好きですよ。嫌いじゃ無いです。
でも私思うんです。もしコレが「ガキの使い」の特番だったなら…
いつもの様に舞台にモニターが置かれ、浜ちゃんやココリコ達とお客さんが一緒に観賞する。
「なんでドキュメンタリータッチやねん!」 「え、なんでですのん?」
「どーゆーことやねん!」 「あはは、お前アホやろ」等々…
的確なツッコミがバシバシ入り、会場も茶の間も爆笑となってたことでしょう。
しかしこれは映画。ツッコんでくれる人はいません。
観客自らが心の中でツッコまなくてはいけません。
それはかなり難しい事です。かなりのお笑い好きでもなければ無理でしょう。
この作品は、映画でもコントでも無く、松っちゃんが「面白い」と思う事を詰め込んだ、
「松本人志」そのものの映像化だと思います。
だからまさに「なんでそんなん映画にすんねん!」と皆でツッコむ、
という事が正解なんじゃないですかね。
TAKE YOUR PICK
ラリーの深く沈静した美意識と、松本氏の幽玄の陽炎がゆらぐ音色の掛け合わせ。面白かったです。ソリッドなラリーのフュージョンに、松本氏の日本的抒情旋律が吹いてくると、その音は非常に新しいデザインになるんです。
2「Nite Crawler 2010」は78年のオリジナルと比べるとドラムが結構目立っています。原曲独特の行間を、二人が渋く作り直しているのが印象的でした。それでも全体的に華やぎがあり、音に楽しさがつまっている肌触りです。
4「Islands of Japan」例えば朝の日本庭園。新緑の鮮やかなライトグリーンがみえてきそうな音色の明るさがとても爽やかな曲。様々な石や池を配しながら庭の宇宙が作られそうですが、あなたはどんな風景を想起するでしょう。
5「Neon Blue」ラリーの曲ですが松本氏の演奏に耳がいきました。ジャジーな夜の雰囲気を作りだす行間がいいですね。休符の間合いに渋みをもたせ、松本氏のピックアップを変える所作のさりげなさまで何だか見えてきそうなのですが、
空気感まで表現しているジャズの松本氏っていいですねえ。当にブルーの音です。他方ラリーはリアの音が印象的。知性があってリアの音だけどマイルドで、且つ深みがあります。
6「Tokyo Night」は同じ夜のテーマでも5と対照的で、音の色使いやモチーフがまるで違います。1曲の中にそのまま2人の特徴の違いが併存しており面白いですよ。曲を音という筆で描く絵に例えれば、
描き方や塗り方の違いが表れている5曲目と6曲目だったように思えます。
7「hotaru」のように松本氏は絵の(旋律の)ドローイングが印象的。またマーベリング技法のように音の色彩が多層で、また日本的な抒情も感じさせる泣きの旋律がありますね。
一方のラリーは絵の構図(曲のコンポジション)、配置に美的センスを窺わせます。音の佇み方、余韻に久遠の求心力を覚えました。さすがフュージョンの、跳ねる音も洗練されたファンキーさです。表題曲11「Take Your Pick」の増幅感もさすが。
10「ao」は松本氏のファンキーなセンスを引き出している曲。カッティングも爽やかなグルーヴです。そこへしっかり松本節を展開してゆくので本当に個性的なフュージョンに仕上がっていると思います。
歪みとワウのカッティングから始まる「A Girl from China」。展開も多彩な表情を出すので最後まで新鮮で面白いですね。
同じ畑のギタリスト同士でセッションするより意外な色彩が出ているという点こそ今作の面白みです。