ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ)
MPAってあまり聞かないですね。MBAみたいにマーケットバリュー(市場価値)があるんだろうか?
英国の批評家・劇作家ジョージ・バーナード・ショウ曰く、「ほどほど合理的な人は”自分を世界に”合わせようとする、非合理的な人は”世界を自分に”合わせようとする。だから、世界を変えるのは非合理的な人間が多い」(笑)。
人生についてのアフォリズムはこの程度にして、その位の熱い気持ちがある人にはMPAが適しているかも。マーケットに合ったバリューを身に付けるというよりも、目指すはバリューそのものの創造なのかも。
そんな気分にもさせてくれる好著。卒業生が集まっての談論風で、ケネディスクール行政大学院の臨場感ある雰囲気が楽しめる。
TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道 (Diamond basic)
TOEICの900点を取ることはそう難しくない(と述べています。)
著者が自分の経験から大幅なスコアアップをしたことと
その経験から導いた「セオリー」から展開する勉強法の本です。
結論から言えば、下記の点で問題があります。
1)2001年に出版されたため、新TOEIC対策に適してない。
最新の試験対策が必要な人に向いてないと思います。
2)映画を英語の学習に使うこと。
映画からTOEIC,TOEFLの英語を学ぶというのは効率が悪いと思います。
また映画の英語はかなりレベルが高くないとわからないです。
文化的背景、知識レベル、スラング、口語の乱れなど難しく、それの
理解が必要になります。
なお、良い点は以下の通りです。
1)単語と文法が基本だということがわかる。
2)音読が大切。
3)精神力も大切。
勉強の基本は同じで英語力を付けるという意味では究極のゴールが
そこにある人にはいいですが、TOEICなどのスコアを短期間でアップさせる
必要があるビジネス・パーソンにはかなり時間とパワーが必要で、
ちょっと難しいかな、と思えます。
「だれでも900点取れる」というのはかなり無理で、著者のような
気力、知力、体力、時間がある人向けだと感じます。
ただしすごい努力、気迫には敬服に値します。
(なお、2008年6月に改定版が出るようです。)
アツイコトバ
就職予備校「我究館」の杉村太郎氏によるアツイコピー集.
杉村氏のエッセンスが凝縮した本です.
右ページに2コピーがきて,
左ページでそれを展開してあります.
全部で40本.96ページなので,薄くてすぐ読めます.
表紙・帯の赤は,燃えたぎる血のイメージでしょうか.
それにしても,アツイ本です.
スロットル全開のテンションで,
最初から最後まで書き抜いています.
どのコトバも,レトリックがきいていて,
ハッとさせられるものがあります.
「人生はコンパクトでインパクト」
「死ぬ気でやれよ.死ねないから」
この調子で,大学生の尻を叩いているのでしょう.
杉本氏と出合った大学生が,
その後どのような活躍をしているかを知りたくなりました.
がんばっている人のへのエールが詰まった本です.
いろんな人にプレゼントしたくなりました.
I’s(アイズ)
ジャケット写真は宝塚時代を意識した感じの「舞台風メイク」ですが、ひとたび中身の曲を聴き始めると、純粋で優しい一路真輝さんの歌声に、思わずうっとりしてしまいます。
「さくら」は伴奏の中に聞こえる二胡の音が醸し出す雰囲気が素晴らしく、一路さんのさわやかで清らかな歌声が悠久の時の流れを感じさせます。「Door」は一路さんの作詞で、ちょっぴり元気がなくなってきたな、と思ったときに聴くと、とても自然な感じで前向きになれます。
そして私のお気に入りは、「たんぽぽのように」です。ひとりの女性の恋愛と人生を読み込んだ壮大なストーリー風の歌ですが、一路さんの「感情的になり過ぎない」ちょうどいい歌い方がぴったりマッチしています。「雨上がりの星空」は、このアルバムの中でいちばん明るくはつらつとした歌で、一路さんの「これから」を予感させる、素晴らしい歌に仕上がっています。
アルバム全体で見ると、すっきりと統制感のある、大変聴きやすいものになっていると思います。
TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
「英語力=単語力」を教えてくれた一冊です。多くの日本人が苦労しているTOEFLにおいて、最も確実で、かつ、最短のスコアアップを実現してくれる教本だと思います。ランク1=500点、ランク2=550点、ランク3=600点、ランク4=620点という著者独特のランク分けも本物です。実際、私は1年半でTOEFL400から620へと向上させる中で体感しました。