闇のアレキサンドラ(1) (講談社漫画文庫)
作者の原ちえこ先生もハーレクインが好きだとのことで、その作風の作品になってます。
ハーレクイン好きならまず間違いないです。先生の書く女性は髪が長くて人形のような女性で
きれいなお洋服もまた読者を満足させてくれます。3冊どっぷりとハーレクインの世界に
はまれるので3巻同時に買うのをおすすめします。先生の書くハーレクインの漫画をまた
読みたくなってしまいました♪
青い城 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
小学生のとき図書館で読んで以来の愛読書です。マスコウカ地方を舞台に、母や親戚に抑圧された29歳のオールドミス、ヴァランシーが意中の男性と結婚し、理想の暮らしを始める。たいして美人でもなく、気の利いた会話もできない地味な女性として親戚縁者に軽視され続け自信を持てなかった主人公が、心の中でついていた悪態をある日突然ぶちまけ始め(センスのいい悪態が小気味いい!)、周囲が驚く間もなく周囲の頭の固い大人たちにとって非常識な行動を起こしながら自分の居場所(理想の家=青い城)を見出だし育てていくストーリー展開が爽快。
平たく言えば昔の少女マンガのような劇的乙女ちっくストーリーで、結末のサプライズもなんとなく途中から予想がつくのですが、それでもイイものはイイ!だって女の子だもん!
伝説のピアニスト
現在、クラシックのピアニストが使用するピアノと言えば、ベーゼンドルファー、スタインウェイかヤマハであるが、この録音に使われたピアノはプレイエルである。
多くのピアノが頑丈な音のする前記ピアノを使用しているのに対して、極端に表現すると、プレイエルは鈴を鳴らすような綺麗な音であり、その美しさは、ショパンやドビュッシーの音楽に最適な音である事をこれほどまでに提示してくれたこのアルバムは、驚異的なほど素晴らしい!
これが、ベートーヴェンやリストであったら、他の多くのピアニストの録音の影に隠れてしまったかもしれない。ライナーノーツにエンジニア若林氏が録音器材(当時は全て真空管だったので、途方もなく重い!)を運び込んで放送でこの音楽を聴取者に伝えるか、苦心した事がかかれているが、その目標は充分達成している。特にショパンの協奏曲に似合うアルバム(ライブ録音の一発録り!しかも未編集)はコレしかない、と思わせてくれます。是非聴いてみて下さい。
きまぐれオレンジ☆ロード The Series テレビシリーズ DVD-BOX
50代が「60年代」を、40代が「70年代」をセピア色で回顧するように、30代の自分たちにはまぎれもなく「80年代」という青春のワン・シーンがあった。そのまぎれもない象徴のひとつであった名作だろう。
自分は当時高校生だったが、毎週のジャンプを書店の店頭で立ち読みし(当時、地方都市にはコンビニが少なかった・・)、恭介、まどか、ひかるの三角関係にトギドキした思い出は鮮烈に残っている。これも多くの同世代が語っているように、80年代はアニメにしろ、漫画にしろ一つの黄金時代だった。ラブコメ・ジャンル一つを取っても、高橋留美子、あだち充、まつもと泉などの巨匠が後に伝説となる作品をリアルタイムで書いている頃で、本当に自分たちが生まれた時代の幸運に感謝する他はない。
当時のヒロイン達は今のような露骨な性描写がなくても本当に「セクシー」だったが、今のアニメや漫画の「萌え」のように視聴者や読者の欲望に媚びた感じがなく、作者の素直な憧れやロマンを描き出しているようで、それが中年になった今も甘酸っぱく思い出せる理由の一つのように思う。
三つのブランコの物語 (講談社漫画文庫 は 3-15)
自分にとってはまさに原点です。懐かしい記憶につられて読んでみました。
とりわけ第1話の「カトリーヌの章」は、こんな幸せな恋がしたいなぁ、と夢見ていた少女時代を思い出します。
子供の頃感動したものは、いくつになっても愛着があるものですね。
少女まんがはさまざまに分野が増えて、名作もたくさん生まれたけれど、こういう懐かしさは他では味わえません。
表紙の装丁も「いかにも」という感じで、あの頃を思い出させました。