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SEIKO BALLADS~SWEET MEMORIES~  メロディーは同じでも、歌い方によって違った魅力を引き出すことができるという好例。ことに「Hold me(抱いて・・・)」は、「ベティ・デイヴィスの瞳」のヒットで知られるキム・カーンズが担当していますが、ハスキーヴォイスを活かした力強さで聴き応え充分です。この一曲を聴くために買っても損はないと思いました。
 また、映画「フットルース」のサントラで「レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ」を歌ったデニース・ウィリアムスの伸びやかな声と軽やかさも良いです。(「瞳はダイヤモンド」と「ガラスの林檎」をカバー。)
 一人の歌手のCDをカバーした場合、全体の雰囲気が統一されがちだったりしますが、複数の歌い手が参加しているので個性の差がよく出ていて変化に富んでいます。普段洋楽限定の方にも一度聴いて頂きたいです。

Missing Presumed Having Good Time 1990年作品、約41分収録、

メンバーは、Mark Knopfler、Steve Phillips、Guy Fletcher、Brendan Crokerの四人、ペダル・スティール・ギターでPaul Flanklinがゲスト参加、トラック3はマークの曲、バンド名義で3曲、

トラック1のトラッド・ソング「鉄道労働歌」のタイトルから想像できるようなダイア・ストレイツ以後を感じさせる秀逸なカントリー・ミュージック集、
全員がボーカルを担当し絶妙なハーモニーを聞かせます、ボーカルの合間合間に奏でられる抑えたギターの音色にしびれるファンも多いはず、J・J・ケール・ファンには特にお奨めの内容、

アルバム・タイトルが暗示するような回顧趣味の強さよりは70年代・80年代を生き抜いたベテランによる大人のための大人のバンドです、


VIDEO KILLED THE RADIO STAR 伝説のビデオ・メイカー ~ラッセル・マルケイ [DVD] 得意ジャンルが異なる3人のビデオ監督のセットですが、内容が密接にリンクしています。
アーティストが同じ話題を別角度から語る箇所も多く、3巻まとめて見ると理解力が深まること請け合いです。

MTVが次々ヒット曲を送り出した1980年代、ビデオ草創期のディレクターの業績を振り返る6回シリーズからの3本です。
ドキュメンタリー本編は25分×3回=わずか75分ですが、特典映像が約7時間半(VC約2時間半、インタビュー6時間)。
本編はディレクターの偉業を讃える路線でまとめられていますが、インタビューのアウトテイク部分では
アーティスト自身が、裏話のほかにビデオの功罪や衰退の原因まで語っており資料的な価値もあります。

「ベストヒットUSA」「ポッパーズMTV」などの洋楽番組を毎週見ていたファンには絶対のオススメです。



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