ハナコ@ラバトリー(1)(CRコミックス)
いつも通りの施川作品です。会話の間や演出も同じ感じで、安心感があります。この人の作品にハズレはありません。
また本作ではシナリオに毎回どんでん返しがあって読みごたえがありました。
あと主人公の花子さんのキャラ設定は近年稀にみる良質なものになってます。
森のテグー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
この作品から、施川さんを知りました
次の2巻で完結します
若干ネタばれになってるかもしれませんが、以下レビューです
施川さんの視点、思考、閃きはおもしろい
そして、やさしい
誰もが考えるようなささやかな物事を、突き詰め、発展させ、ネタにまで昇華させる力には、毎回のように脱帽させられる
テグーとチポのやりとりは、とても丁寧に、やさしく描かれていて、素敵だった
作画も温かい
森の人たちは、みんな人間くさくって、愛おしい
もうすっかり忘れていた、子ども時代に感じていた、たくさんのことを、ふと思いだした
それは、とても幸せな時間だった
最終巻では、不意打ちのように「ひとつのおわり」がやってくる
テグーの成長していく姿と、友情のやさしさに、涙した
チポの言葉のたくさんは、心の深くにそっと刻まれて、残っていく
とても良い作品です
ぜひ
ハナコ@ラバトリー(2)(完) (CRコミックス)
トイレ限定の地縛霊。 ちょっと変わった?明るい「トイレの花子さん」のお話です。 毎話ごとに色々なトイレに出没します。 とってもほんわかして大好きな作品だったので最終回を迎えてしまって、もう新しい話を読む事が出来ないのが悲しいです。 もっと続いて欲しかったです。
森のテグー 2 (ヤングチャンピオンコミックス)
1巻から1年以上待ったのに、もう完結。
施川ユウキの作品は何十回も読み直すものなので
もっと続いて欲しかったなー。
相変わらず日常のことをちょっと
違うところから見る視点と、
ファンシーな絵柄に合わない毒と、
癒しが渾然一体となっている。
もずく、ウォーキング! 2 (ヤングチャンピオンコミックス)
1年ぶり、待望の2巻。
内容は相変わらず鋭い。
巻頭カラー6ページは、もずく以上にキャラ立ちまくりの“名無し猫”が主役。
彼女のあけすけな物言いはクールでクレバー(あと笑い)だが、ラストひとコマでちょっと切なくなる。
いい!!実にいいぞ、ね子!!
しかし、今回は1巻に輪をかけて言葉の世界を縦横無尽に遊戯してる感が強い。
もずくはホントに犬か!?
飼い主サチのほがらか天然っぷりが、さらにもずくの哲学思考(妄想?)癖を際立たせる。
どう考えても彼女は、もずくの10分の1ほどにも知識や語彙といったものは豊富ではないはずだ。
しかし、もずくがあれこれ「頭イイ語彙」を駆使して我々に語りかけるからこそ、サチの純粋無垢なたった一言の輝きが、これまた際立って見えるのだろう。
お互いがお互いを際立たせるこの幸福な互助関係。
羨ましい限りです。
今巻のおススメは、第39話「イグドラシル」。
だから、ホントに犬か!?!?っての(笑)
数百ページの哲学書にも匹敵する驚異の6ページだ。