koziol 靴べらM "JAMES" T.レッド KZ5632-536
実際届いた物を見ると、写真ほど綺麗な、というかポップな白愛ではなくやや濃いめ。
使ってみると「足」の部分が手に当たるのもあってちょっと使いにくいか? 「足部分」に手が掛からないように握ると、今度は「ヘラ」の長さが足りない気がする。
結論としてヘラの長さをもう一握り長く作って欲しいということ。足がデカイのでちゃんと安定して自立すると思うのですが。
ただ、床置きタイプを探していたのと、価格が安く、そしてデザインも一ひねり有るので及第点。
James Blake
ダブステップとかチルウェイヴとかいうのが、一部のメディアでよく云々されていたここ1〜2年であるが、個人的には、その辺の音楽の本質をまったく理解できていないので、ひょっとすると以下のレビューは、そういったものに詳しい人たちにとっては、トンチンカンなものになっているかもしれません。その辺りはご容赦願いたく、よろしくお願いします。
昨年(‘11年)大いに話題になったジェームスのデビューアルバム。
これは、基本的にはアンビエント/エレクトロニカの範疇の中で語られるべき音像であるとは思う。レディオヘッド『KID A』を、どうしても想起させられてしまうスタイル、プロダクションだ。
あるいは、古くはイーノ〜オルークからの脈絡で聴くことも可能だろう。
ただ、本作は、そういった過去作品に比べると、やはり新世紀的というか、トリップホップっぽいクラブミュージックの要素が多分に入り込んできていて、その辺りが斬新性をアピールしているとは思う。変な表現だが、T−PAINを究極的にダウナーにした、というような感覚もある、と僕は思った。つまりは、クラブオリエンテッドなラウンジポップといった感じ。ダンサブルではないが、これは一種のクラブミュージックとして捉えられると思う。
ソングライティングのベースはソウル/R&Bであり、しかもそれは、結構濃厚な仕上がりになっていると思う。プロダクションのアプローチの仕方を変えれば(例えばもっとアコースティックな方向性で作れば)、その実像がより鮮明に浮き彫りにされるはずだ。ただ、その手のジャンルを極めている一流アーチストの作品との比較で語るとすれば、これは正直なところ、その稚拙さはどうしても払拭し得ていないと思う。ちょっと辛辣に言えば、「下手の横好き」感は、残念ながら存在してしまっているように感じられる。
が、当然ながら本作は、ソウルミュージックの求道者としての彼を表現したものではないので、そこはマイナスポイントにはならないと僕は思っている。
これは、冒頭でも記した通り、あくまでアンビエント系の音楽であり、「生身の人の声=歌」の本質を求道する本来的なソウル/R&Bとは全く次元の異なる音楽であるからだ。
が、そういった細かい音の分析は、この際どうだっていい。
これほど隙間が多く、間延びした音を、この独特の空気感の中で一気に聴かせてしまう、このジェームスの才能それ自体が素晴らしいのだ。
テクノロジックでありながらも、殊更に先鋭的にもならず、ゆったりと心身をその音空間に委ねられる。・・・
そんな音楽を、本作における彼は目指していたのかもしれない。
マシンナリーでありながらヒューマンな、秀作であると思う。
ジャイアント・ピーチ [DVD]
って、好例がこの作品。
今や名作との評価が固まった感のある「ザ・ナイトメアビフォー・クリスマス」の監督、ヘンリー・セレックの次の作品はまたまたストップモーションアニメの快作。
本作にもティム・バートンが関わってはいますが(プロデューサーの一人)彼の色はそれほど強くない。
ロアルド・ダールの児童文学が原作だから当然か(ただし、一箇所だけジャック・スケリントンがカメオ出演してます)。
でもキャラクターが一様に一見するとグロテスクな姿をしている辺りは「ナイトメアビフォー・・・」とも似ているかもしれませんね。
実はディズニー作品は好きじゃないのだが本作の様な子供向けの映画にこれほどのアイデアやお金を注ぎ込む度量に関しては認めないわけにはいかないなぁ。
とにかく美術と音楽が素晴らしい。
多数のカモメに吊り下げられて大海原の上空をゆっくりと漂って行く巨大な桃の美しいこと(特に夜のシーン)。
ランディ・ニューマンのどこか暖かいスコアもピッタリと合ってます。虫達とジェームズによって繰り広げられるミュージカルシーンには心浮き立つ思いです。
これを子供向けだと片付けるのはもったいないです。
It Takes a Thief [VHS] [Import]
ワグナーとアステアの衣装を必死に真似してた世代です
J・ガーナーの「ロックフォードの事件メモ」など
どちらも日本語吹き替えが最高だった
もし発売されたら、人生はじめて大人買い決定です
待ち遠しい限りです
I Got the Feelin: James Brown in the 60s [DVD] [Import]
と言いたくなるような内容の作品です。3枚組ですが、やはり白眉なのはボストンガーデンの演奏でしょう。キング牧師暗殺翌日のライブで、これがあったからボストンは暴動が起きなかったという伝説のライブです。見ていると、このライブをやるかどうかの紆余曲折などの様々なドラマがあり、それでも強行した、ということ、などなどのエピソードと合いまったとてつもなくテンションの高い演奏です。この映像は10年くらい前に断片的に見てあまりの強烈さにリリースされる日をずっと待っていました。その期待を裏切らない映像でした。この一枚だけでも見る価値十分です。
これにまつわる関係者のインタビューと演奏の映像を纏めたドキュメンタリーが一枚のDVDに、あとは68年のアポロシアターの映像、64年のT.A.M.I SHOWなどが収録されています。67年のオランピアの映像とかオマケ特典が沢山あり、60年代後期のJBの凄さが存分に楽しめます。音楽家としてだけでなく、社会に与えた影響力の大きさが存分に伺える素晴らしいDVDです。よくぞ出してくれました。
「これを持ってないJBファンは認めない!」と言ってしまいたい内容です。
SkinnyLeg "savoyman"のレビューにもありますが、次はオランピアのLOVE, PEACE, POWERのアルバムの映像が出るのを期待しましょう。今回のボストンガーデンと双璧なのですから。