居酒屋兆治 [DVD]
大原麗子の訃報を聞いた後に、この映画を見ると、現実との類似性に驚いてしまう。
もちろん、単なる偶然なのだろうが、この映画で大原麗子演じるヒロイン「さよ」の最後が、あまりに大原麗子の最後を彷彿とさせる。まるで「薄幸の美人」を身をもって演じてしまったかのようだ。それが何とも悲しい…。
映画は健さんには珍しい悲劇のラブロマンスだが、「筋を通す男」健さんは、ここでも決して浮ついた「恋」などはしない(なぜか健さんには「恋愛」ではなく「恋」の方が似合う)。日常の一つひとつに「筋」を通して生きる健さんのラブロマンスは、函館の街の風景とも響きあい、良き「男」のダンディズムとして観る者の心に沁みる。
願わくば、「兆治」(健さん)と「さよ」(大原麗子)の若かりし頃の背景がもう少しうまく描かれたいたならば、さらに重厚な物語になったと思う。「やよ」役の大原麗子が少々、ういた感じになってしまっているのはそのためではないだろうか。
地味だが、健さんならではの「男らしさ」が滲み出る作品だ。
メッセージ・ソング「ハッピー!スマイル(^▽^) ともだちのうた」
子どもが幼稚園の発表会で歌っていた曲を、その後もしょっちゅう家で楽しそうに歌っていたので、先生に曲名をお聞きしたところ、このCDを教えて下さいました。収録曲を調べてみると、幼稚園で普段からよく歌っている曲や子どもたちにも人気のある曲がたくさん入っていたので、即購入いたしました。今は毎日BGMのようにかかっていて、子どもはもちろん、私も楽しく聴いています。
高峰秀子
最近では「高峰秀子」と言うと「高峰三枝子?」と勘違いされるほど知る人が少なくなってきました。
その理由は見事な引き際にあったのではないでしょうか。
「二十四の瞳」の優しくて凛とした大石先生や「カルメン故郷に帰る」の純粋で憎めないおりん。
「名も無く貧しく美しく」の健気に生きる秋子。どの高峰秀子にも感じ知ることのなかった才能豊かな
随筆家(エッセイスト)としての側面を、変化の激しかった戦前戦後の日本映画界の歩みを豊かな表現と
鋭い感性とユーモアで表現していく姿に感動を超えてただ感心するばかりです。
余談ですが、表紙の写真は木村伊兵衛の作品です。撮られた時のことを高峰さんは「助手も連れて
こられなくて一人で来られました。ポケットからカメラ(ライカ)を取り出すと2,3枚とってさっと
帰られました。仕上がった写真を見ると見たこともない美しい女性が写っている。こういう人を
女たらしって言うんでしょうね」とおっしゃっていました。高峰さんは本当に人を見る目があった
のだと感じさせられます。
クイーンズブレイド 流浪の戦士 第1巻 [DVD]
原作未読でアニメのみですがストーリーは主人公の鎧と一緒であってないような気がするのですが。
一話からエロに突っ走ってます。父からビームだします(こら!)
無駄に壮大なOPとか笑えます。と、まぁ、こんな具合で人によって意見の分かれる作品だと思います。
日本テレビ 24HOUR TELEVISION スペシャルドラマ2009 「にぃにのことを忘れないで」 [DVD]
涙が止まりませんでした。錦戸亮さんの迫真の演技、本当に素晴らしかったです。黒木瞳さんの母親の演技にも心打たれました。このドラマを見て、自分自身の今の生き方を考えさせられるとともに、同じように病気に苦しんで、それでも負けずに戦っている人達に恥じないように、私自身もっと頑張らなければと思いました。