そんな場所へ
と感じさせる曲です。
おびに書いてとおり「リアルでロックでせつなくてやさしい」
曲ばかりです。
「飛べない空」「同じ時代」「未来」は特にオススメです。
生きている意味、そしてこれからの人生に行き詰まってる人は
ゼヒ聴いて欲しい。
地球防衛企業 ダイ・ガード ― オリジナル・サウンドトラック 2
私にはやっぱり田中公平VS川井憲次の対決は、川井憲次の完勝という感じでした。
田中公平氏の楽曲が『ガオガイガー』に近い、割と定番的なものなのに対して、
川井憲次氏の楽曲は(確かに川井節以外のなにものでもないのですが)、
お気楽系から、「朝陽の中へ」系の勇壮かつ軽快な曲までバリエーションも幅広いものになっています。
田中公平との共作、という刺激があったから、とはいえ、
川井憲次が全部担当していたら川井サントラの中でもベスト級の1枚になったかも…。
私のお気に入りはサントラ1の「決意」との対をなす感もある「災厄ガ来ル」です。
月の光 ~Clair de Lune~
素晴らしい歌唱力、美しいメロディーライン、卓越した録音技術……。響子さんは30年のキャリアをお持ちですが、真剣に音楽と向き合っていらっしゃるご様子ですね。歌詞も曲も感動的です。オリジナリティーがあり、何度聴いても飽きることがありません。ライヴにも行きましたが、ピアノ一本と肉声だけでも十分に楽しめる内容でした。ステージもアルバムもクオリティーが非常に高く、響子さんが本物のアーティストでいらっしゃることを実感させられます。欲を申し上げれば、もっと英語曲やフランス語曲をお歌いになってもよろしいのではないでしょうか。響子さんは、世界に通用するアーティストです。是非多くの方に、この『月の光』を聴いていただきたいと思います。
kyk style
うーん、ピアノ、ストリングスそして伸びやかなヴォーカルと、じっくりと聴きこみたくなる内容です。
自分はCDモードで聴いたのですが、SACDモードで聴いたならもっと素晴らしいのかも・・・。
SACDプレイヤーが買いたくなってしまいました!
優しい日々
浜本沙良がモデルから歌手に転身し「さよならは天使のはじまり」でデビューしたのは1994年。(第二の今井美樹を意識したとの説も聞く)後にsarahと改名。ヘブライ語で王女の意。益々の活躍を楽しみにしてたが、このアルバム後、やがて名前を聞かなくなり、どうやら活動休止らしい。と知って改めて聴いてみると、この作品に込められた彼女が思いが、鮮やかに浮かび上がって来る。曲を少し紹介すると…
○表題曲「優しい日々」は、「…ここで生きた証を残したい」と祈りにも似た、憂いを秘めた歌だが、春風が吹き抜けるような清々しさを残してくれる美しい曲。(曲・高橋和哉、詞は増山龍太とともにsarahが参加してる)
○「天真爛漫」(詞・遠藤響子、曲・坂本裕介)は、広末涼子出演のさくら銀行CMソング(この銀行名も今はないな)。アルバムMixはギターでシンプルに始まり、シングル版では遠くで聞こえてた笛の音が鮮やかに配され、クライマックスの二胡(多分)との競演が素晴らしい。アコースティックギター古川昌義、リコーダー栗原正己
○「あたたかな夢」(歌・遠藤響子、曲・宮沢和史)は、「カゴの中で歌うだけのカナリア」の夢を歌う。優しさの奥に潜む深い情念が垣間見える、物憂い歌声が胸に響く
○ありがとう、で終わる別れを描いた代表作「くれない」を思わせる、ラストの曲のタイトルは、ズバリ「ありがとう」。その歌詞は次のように締め括られている「…ありがとう、ありがとう、今まで出会えた、すべての人に。ありがとう、ありがとう、今日も昨日も、ありがとう」
…ギリシャ神話のミューズのような白い衣裳を纏ったジャケット写真。深い慈愛に満ちた歌声。あれから、ちょうど十年。彼女と彼女の歌は、相変わらず美しく、時計の針が止まったような、このアルバムの中で静かに生きている