解病~病気から解放される生き方~
著者の南和友氏は過去2万例に及ぶ心臓手術を行った外科医だけあって、「心臓という視点から健康論」は非常に説得力がある。特に心臓を鍛えることはできず、運動強度が上がるのは「脳が慣れる」ことで苦しいと思わなくなるだけ、という話は興味深かった。
逆に脳が慣れてしまうことで限界の閾値が上がり、それが体に悪影響を及ぼすこともあるという。マラソン中の突然死など、その典型的な例だそうだ。
一般的に運動は体にいいといわれているが、それも方法を間違えれば死の危険と隣り合わせというわけだ。
「スポーツと健康」を考える意味で参考になる良書だと思う。
「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法
健康オタクだった私は、テーブルの上にサプリメントが山ほどのっていた。でも、この本を読んでから、飲んでいません。もう、体を温めることに夢中です。実際、もう何ヶ月も首が痛く、整体に行っても治らなかったのが、生姜紅茶を飲み、体を温め、水分の取りすぎを控えてすぐに うそのように 首の痛みが無くなった。なるほど!ずっと悩んでいたアレルギーも冷えが原因だったのだ・・と、納得できる内容で、みんなに宣伝しまくっています。おすすめです!
氣の呼吸法―全身に酸素を送り治癒力を高める (幻冬舎文庫)
今まで呼吸法の本を何冊か読んできましたが、どうも実践を続けることが出来ませんでした。
意識するのを怠ると、すっかり忘れてしまうのです。息を吐くときに丹田に力を入れるだの、吐くのに○秒数えろだの、というのも面倒でした。
しかし、この本は違いました。心がけることは極めて簡単です。
・リラックスをして正しい姿勢を取る
・ヘソの下の一点に心をしずめる
正しい呼吸法は、健全な心身を維持する上での基本であると思います。
これなら続けられそうです。
気練エクササイズ [DVD]
ご本人はお医者様。マクロビなどにも詳しく、現代医学とはまた違う視点から
DVDが作成されています。
一つ一つの動きに意味があり、護身術にもなることから
女性の方にお勧めです。
50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)
私は表紙に著者の写真がある本は好きではないのだが、
本書については説得力があるので別だ。
確かに著者は20歳若く見える。
本書で言う「生き方」とは、
要は不摂生をやめて、粗食とウォーキングを実行せよという
当たり前といえば当たり前のことだ。
それを実践するのが難しいのだが。
本書でオリジナリティがあると思ったのは
「皮ごと食べること」とその一環としての「ゴボウ茶」だが、
それ以外は、どこかで聞いたような話が多かった。
健康法は普遍的なもの、ということだろうか。