会計のルールはこの3つしかない (新書y)
従来の「会計」本は、会計をうたいながら
その実、あまり会計について語っていなかった。
あるいは、専門の簿記会計の本は用語の厳密さは要求するものの、
そもそも、なぜ会計や複式簿記が必要なのかの理由についての
理解が、実務サイドに寄り過ぎていて極めて希薄なことが多い。
本書は、この点をわかりやすく会話形式で説明したものだ。
会計がそもそも何のためにあるのかといえば、
出資者である株主を含めた、外部から見て、
会社の活動を理解しやすくするためである。
これによって、利益が算出でき、その配分が可能になるからだ。
この点を大原則として強く理解させる点が類書とは出色である。
欲を言えば、株式会社だけでなく、
国や地方公共団体で複式簿記を使った場合、
どういった具体的な利点があるのかをもう少し書いてほしかったが、
それは入門書にはふさわしくないかもしれない。
中学総合的研究社会
20年ほど前なら同じような参考書が数冊出ていましたが、近年は中味のない見栄えのするものばかりが幅を利かせています。そんな中、かろうじて『ニューコース』や『精解』だけが正道を行きはしても、それでも内容が浅く、編集が雑でした。折りしも「発展」学習を取り入れた新課程に移行する元年、どこかの出版社が名乗りを上げると思いきや、旺文社が、それも大胆にも「ハイレベル」を前面に出して決定版を出されたように見えます。
英語と国語は、教科の特性上、参考書向きではない教科であるため、その意味では失敗作でしょう。内容的にも見識がありそうに見えず感心できない。数学は今さら新機軸は打ち出せず、ありきたりの解説でこれも失敗作。ところが、理科と社会はすばらしい。とりわけ社会は中学入試を切り抜けてきた者もそうでない者も等しく基礎から中学社会を学べる内容になっている。資料も豊富で、活用の仕方が詳しい。3分野が均等に書かれていて読みやすい。
弊塾は本書を教科書と併用して、全文をノートに書き取らせ、まとめる練習をさせています。ちょうど大学受験の、山川『日本史研究』などをノート整理させるのと同じです。精読に耐える内容です。将来、本書をもとに入試問題が作成されることでしょう。中学1年生の段階から精読をし、3年間みっちりやれば社会(および理科)は得意科目になるはずです。
きまぐれオレンジ☆ロード The O.V.A. オリジナル・ビデオ・アニメーション DVD-BOX
当時も感じたことですが、こちらの方がTV版よりストーリーも絵も良く練られていて高品質です。
画質もTV版よりも良く、特に2枚目以降(「我が輩は猫であったりおサカナであったり」以降)は保存状態が良かったのか、かなりのジャンプアップを見せ、最近のアニメDVDと比較して遜色ありません。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
問題解決能力と自分自身の頭で考え、行動する能力を習得する本はすでに良書が沢山出版されています。本書もその例外ではありませんが、子供向けに平易な文章で書かれている、という点で類書との差別化に成功しています。この発想は「コロンブスの卵」的な気付きを与えてくれます。問題解決も出来ず、自分の頭で考えることも出来ない大人が大勢いるのは、子供の内からそうした思考訓練を積んでないからで、それなら今すぐ行動を起こして子供の内から思考訓練を積ませよう、という訳です。例えばアメリカでは小学校の授業である問題について賛成、反対の決を採り、賛成派の小学生に反対意見を、反対派の小学生に賛成意見をそれぞれ弁護させる、といった思考訓練を日常的に行っています。もっともその結果、屁理屈だけは一人前で四則演算もまともに出来ないアメリカ人中学生が多いので、一方的にアメリカ式教育が優っているとはいえません。脱線した話を本書に戻すと、本書が我が国の子供に与える影響は大きいと思います。1点だけ難を挙げるとするなら、本書が120頁で1260円もするという点です。本書が子供向けという点を考慮するとなおさら高いと感じます。もし本書が新書サイズで発売されていたなら、例えば岩波新書を参考にすると大体800円で購入が可能となっていたでしょう。本書が新書サイズでない点で星1つ減じます。
錦戸亮 Photo&Episode -Masculine Pride- (RECO BOOKS)
亮ちゃんめちゃくちゃかっこいいです!
写真もきれいでした。
でも、これといって新しい情報ではないというか、ファンなら
だれでも知っている情報ばかりだったかも・・・。
値段のわりにページ数も少ないかもしれません。
この本に新しい情報を求めているなら、おすすめはしませんが、
何年かたって読み返すときに楽しめるのかなあ?