The Emperor's New Mind: Concerning Computers, Minds, and the Laws of Physics (Popular Science)
As opposed to what the title suggests, the bulk of this book is devoted to describing the foundations of the modern physics and computing. I was immensely fascinated by the accounts on the important subjects like classical mechanics, special relativity, general relativity, Turing machines, introductory quantum mechanics, artificial intelligence, etc. A fundamental difference between ‘A brief History of Time’ (Hawkins) and this book is that while the former skims over the theories needed to build the case of the book, this does a very thorough job of describing them. Of course this approach has its price, namely the mathematical complexity. Even though the author suggests skipping the mathematics and reading on if the reader is unfamiliar with the subject, I feel such reading will hardly do the justice to this fine book.
The recommendation: If you know basic mathematics like interpreting a simple equation (involving exponents, logarithms, etc.), a bit of probability, etc. and the willingness to learn more, this is an excellent book for you. However, if you simply cannot withstand equations among text and are determined to avoid them at all costs, perhaps this is not the book for you.
The ultimate message of the book, namely the proposition that the process of human thinking is related to quantum mechanical effects of matter did not sound very convincing to me. Perhaps this is not an accident, for the author state facts in the parts dealing with various scientific principals and is speculating at the stage of this proposition. My advice: Don’t worry about this part. If you understand and are convinced -- good! If not: Still you’ve got your money’s and time’s worth by understanding the basics of modern science, in a comprehensive manner.
In The Nightside Eclipse
現在のブラックメタルシーンが失った‘本気’の怖さがここにある。
確か日本盤の宣伝文句に「暗黒魔交響曲」とか書かれていたが、まさに
それ。完璧なまでに音で‘悪魔な世界’が構築されている。序曲からジャケット・アートワークの世界が展開される。その後はもうひたすら悪魔。神経逆撫で型のノイズギター、重く幽玄な響きでドラムに巻きつくようなベース、暗黒空間で轟く慈悲の欠片も無い激速ドラム、冷たいナイフで切り裂くようなシンセ。そして断末魔の如き絶叫のボーカル。
目を閉じて聴けば漆黒の翼を持つガーゴイルの大群が飛び交っている地獄の光景が浮かぶはず...?
公爵(ウエリントン)と皇帝(ナポレオン)
ナポレオンファンは日本にも一定数いて、私自身もナポレオンファンであり、ウェリントン公爵に対しては「あんなのに負けたなんて」などという様な感情しか持っていませんでした。
本書は、ウェリントン公爵を持ち上げすぎ、ナポレオンの悪いところばかりを指摘している様な印象もちょっとあります(ただし、それぞれの欠点、長所もある程度書かれています)が、そこは脳内補正をかけて読んでも「なるほど、このことのゆえにウェリントンは勝ち、ナポレオンは負けたのだな……」と得心のいくものになっていると思います。負ける方には負けるだけの理由があり、勝つ方には勝つだけの理由があった。ナポレオンは人間を大事にせず、責任転嫁をする癖があった。ウェリントンは部下を大事にし、自ら責任を引き受けた。
城山氏の意図は、人間が生きていく上での(あるいは組織運営の)参考に、この本が非常になるという事なのでしょう。
私自身はこの本を一度読んだ後、読み返す内にウェリントン公爵に対して非常に興味を持ちましたし、また、ナポレオンがなぜ負けざるを得なかったのかを知りたい人にとっても良いでしょう。
国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制
皇太子の発言が話題になったが、この本はまさにこのタイミングで
読むのがふさわしいかも。
まず驚くのが、昭和天皇が戦後も政治家に対し発言を続けていた、
という指摘。とかく昭和天皇は、晩年のイメージから平和の人、
として語られるが、実はかなりの腕前の「政治家」だったのではないか、
と感じられる。
そのほか、現在の天皇の歩んだ道、新しい「皇室像」がどのように
つくられたのか、など、興味深い論が読める。
闇の復活祭-LIVE AT WACKEN 2006 [DVD]
イーサーン(vo,g) サモス(g) エイナル(key) セクスディーモン(b) タリム(dr)
2001年に解散したノルウェーの伝説的ブラック・メタル・バンドEmperorが、2006年に期間限定で再結成。ドイツのヴァッケン・オープン・エア出演時のライヴDVD。2010年発売。
内容は、2009年発売の「Live Inferno」と同じ。実質「Live inferno」の国内盤みたいなもの。
ただ「Live inferno」がCD2枚、DVD1枚の計3枚組だったのに対し、こちらの方はDVD1枚。ただし解説・対訳、そしてドキュメンタリー・パートに字幕付き。「Live inferno」と一緒に購入して、再生したときはダブったかと思ったが(実際ダブっているのだが)、この字幕はありがたかった。
ライヴの内容については「Live inferno」に準ずるが、ドキュメンタリー・パートで、ギター雑誌の取材を受けるイーサーンとサモスがEmperorの曲をセッションしてみせるシーンは、楽器経験の有無に関わらず興味深いのではないかと思う。
あと、タリムのドラム・プレイをひたすらなめ回すように映し続けているカットもあり、彼の鬼神プレイを存分に堪能することができる。
まとめると、
「Live inferno」
・CD2、DVD1の3枚組。CD1のノルウェーでのライヴはここでしか聴けない。
・輸入盤なので字幕なし
「Live at Wacken 2006」
・DVD1枚
・歌詞・対訳・解説・字幕付き(ただしドキュメンタリー・シーンのみ)
となる。DVDの内容はどちらも全く同じ。両方買うのが一番かと(笑)