ウルトラ・マドンナ グレイテスト・ヒッツ
現時点(’03)で彼女のキャリアを前期、中期、後期に分けるならこれはまさしくその前期の集大成であり、それはその後もまだまだ続く彼女のアーティストとしての活躍を予期させる中期への序曲で幕を閉じる。年代順に曲が配置されているせいもあり、流行歌歌手から真のアーティストへと移行していった彼女の姿が明確に反映されているのも面白い。この当時で彼女のキャリアは8年であり人気的にも正に絶頂期だったわけだが、それが一連のスキャンダラスなイメージ戦略故によるものだけではなかったことが今本作を改めて聴くと良くわかる。実にキャッチーなポップソングの数々は実際にオンタイムで当時を体験していない世代でも聴き覚えがありそうなものばかりだ。音楽シーンの歴史ともいえる本作はファンでなくとも是非とも持っていたい傑作である。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)
平凡な日常生活の中で繰り返される変わりのない日々。そこでは、思いもかけない危険や困難は遠ざけられているものの、人々と変わらぬ生活スタイルを頑なに守ることが要求される。でも、そういった日々を繰り返していると、やがて自分の生来の願望や、秘められた強い欲望を自分で封殺してしまう。
自殺しそこなった後に余命を1週間までと宣告されたベロニカは、狂人たちとのコミュニケーションを通じ、自分の生命が無意味に感じられたのは、狂うことなく、自分を抑圧し続けていたことに気づき始める。その気づきは、周りの入院患者たちにも影響を及ぼし始める・・・・。
自分の日常生活をかえりみつつ、一気に読み終わりました。見事なストーリー展開だと思います。
ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンチーナ
エビータのサントラ版に収録されているドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンチーナのしっとりした感じもいいのですが、このCDのマイアミ・ミックス・エディットは思わず体を動かしたくなるようなのりのいい感じで最高です。他のマイアミも同じで元気の出る曲ですね。
ヴェロニカ・マーズ 〈ファースト・シーズン〉セット2 [DVD]
深夜のTVで観て、はじめは何てことなかったのに、観るほどにはまりまくったドラマです。複雑な展開や個々の人物に焦点をあてたわけではないけれど、ヴェロニカの可愛さ、純真さ、潔さ、すべてが気に入りました。ただ、高校生にしてこんなことあり!?・・・的なことはあるけれど、ヴェロニカがどんな大人になっていくのか、その他の登場人物もどう成長していくのか、もっともっと続けてほしかったドラマです!!
シーズン3の日本語版がでてくれると、とっても嬉しい・・・
ヴェロニカ・マーズ 〈セカンド・シーズン〉セット1 [DVD]
基本的にはシーズン1と同じように1話完結型で展開していくので1が楽しめた方なら満足できると思います。
シーズン1はヴェロニカの近辺での事件の展開が多かったですけど、シーズン2では町全体のあちこちで起きる事件展開がベースになっているので色々な人物が出てきます。(とはいえ、いつものメンバーが結局中心だったりしますがw
↓あらすじはこんな感じです↓
シーズン1でリリーの事件が解決し平穏な高校生活を送れると思いきや友人のメグやクラスメイトが乗っていたバスが転落事故!?
本来乗るはずだったヴェロニカは運命のイタズラか幸運にも直前で降りていたので助かります。そしてこのバスの事故を調べていくうちに数々の謎、新事実が明らかになり、さらには他の事件も絡みストーリーは先が読めない波乱の展開に!ラストはかなりハラハラドキドキさせられます!
さらにダンカンやローガンとの三角関係にも新たな展開が!ウォレスやウィーヴィルにも転機とも呼べる出来事が待ち構えています!
相変わらず冴えわたるヴェロニカのユーモアたっぷりでクールな軽快トークや、パワーアップ?したローガンのおふざけトーク&ジョークなどシリーズファンならずとも必見です!
セット2には映像特典としNG集や舞台裏の映像もついているのでファンには嬉しい内容です。
あと、個人的には新キャストのハナがキュートでグッときました♪もっと出番があると良かったなぁ…