遅死10.10 [DVD]
2004年10月10日に日比谷野外音楽堂で行われたsyrup16gの伝説的ライブがついにDVD化です!!![Delaydead]収録曲を中心に120分を越える内容になっているようです!タイトルの『遅死10.10(ちしじゅてんじゅう)』は某映画タイトルを真似てVoの五十嵐さんがつけたようです!映像特典に翌日のPVなども収録予定だそうです。それでこの値段!!!買わなきゃ損です!
the last day of syrup16g(通常盤) [DVD]
五十嵐さんはどっかで言ってたと思うんですが、「Syrup16gは自分の青春である」と。
青春の引き延ばしであると。
しかしこの日、進んでいくライブを観ながらなんとなく、私の青春もとうとう終わってしまうような、そんな気持ちがしました。
私の青春でもあったんだと思っています。
多くのファンにとってそうではないでしょうか。
単に「青春時代の思い出」じゃなくて、彼らの歌や音楽それ自体が、青春を鳴らしているというか。
彼は自身の青春を歌いながらも、同時に私の、多くの人の青春を歌っていたような気がします。半ば錯覚なんでしょうが。
青春とは・・ここでは、子供から大人へ至るまでの心の変遷のような意味合いでしょうか。
彼らはその過程にある様々な心を表現したのだと思います。
彼はただ自分のことを歌っていただけでしょうが、結果的に多くの人のことをも歌っていました。
人の心はいつまでも同じままではありませんが、Syrup16gの歌を聴くと、昔の心がそこに閉じ込めてあるように感じられて、とても愛おしい気持ちになります。
そういえば、
ライブ前に、「『翌日』で絶対泣くわ」と思ってたけど、実際に最後のアンコールでの『翌日』『Reborn』は、既に涙もかわいて、晴れやかな気持ちで聴いたのを覚えています。
(そのまえに泣きすぎてた感もあるが・・・)
そこまで計算してセットリストを練っていたのかどうかは分かりませんが、
私にとっておそらく一生の中でも特別な素晴らしいライブでした。
the last day of syrup16g [DVD]
Syrup16gは、病的に重く、それでも代替の効かない温かみのあるバンドだった。
ほとんど五十嵐隆のソロユニットと言われて仕方ない程のバンド内部の軋轢もすごかったのかもしれない。だけど、(皮肉を込めても薄れない愛おしさしで言うと)スリリングなギターヴォーカルと鉄壁のリズム隊のアンサンブルはとにかく説得力がある。このラストライヴに込められた情念はものさしで測れないものだし、どう足掻いても「無効の日」のミスは緊張感に水を注している。それでも「正常」のどす黒い世界観、「さくら」の淡々としているからこそ泣ける演奏、そして本当に最後の「Reborn」のいたたまれないほどの優しい歌声。どれを取っても個性的でありながら普遍性がある。どの時代にも語り継がれる名演はあるだろうが、2008年はこのDVDのライヴだと思う。
最後の「Reborn」の終盤の演出・演奏がハイライトだと思う。
売れすぎても欲しくないけれど、分かる人には買ってもらえれば幸いのDVDです。
a complete unknown
見た目はコンパクトな黒い箱
中身には彼らの軌跡が詰まっています
決して暗い音楽ばかりを奏でているわけではありませんが、何か惹かれるものがあります
独特で、引き込まれる歌詞
五十嵐さんの刺さるような歌声にも感情移入しやすいです
ネガティブロックなんて呼ばれたりもしますが、僕にとっては色んな意味で希望をくれました
ありがとうございました