Another (3) (角川コミックス・エース 170-7)
アニメ化もされるAnotherの3巻。
原作者のコメントで物語りも佳境に入ったとのことですが
まだ謎だらけの内容です。
前巻から引き続き呪いの内容もまだ謎だらけで
また新たに呪いの条件や過去に呪いが止まった出来事など
新たな要素が増えて謎が増したという感じです。
作画は今回から作者が背景画以外をPCで描いたということで
若干ですが人物の作画に変化があり前巻と比べると面白いかもしれません。
またOVA、特別エピソードなどを収録した0巻が
受注限定で発売されるようです。
興味のある方は是非。
綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状(1) 安楽椅子探偵登場 [DVD]
本格推理の旗手お二人の作ったRPGドラマというので心躍らせて見ました。感想は・・・文句なく面白い!!!解決篇が長くて「引っ張る」感はありますが、役者さんのテンポも楽しく、質が高く、近年になく楽しめました。じっくり時間をかけてみたい作品です。犯人は…お二人の「ロジックでたどり着かないと意味がない」という言葉どおりには・・・いきませんでした!!2でも挑戦するぞ!
YAKATA
推理小説界の大御所・綾辻行人氏によるプロット!
舞台は十角館をはじめとするあの「館シリーズ」の館の数々!
そして主人公の名前は、、古我ユキヤ。
こう聞いただけで思わずこのゲーム、欲しくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
しかしながらこのゲーム、推理作家のシナリオなのになぜかRPGなのでした。
曰くありげな手紙によって、絶海の孤島・角島へと招かれた主人公・ユキヤ。
しかし孤島へ向かう船は難破し、目が覚めたとき彼は過去の記憶を一切、失っていた。
現れた4名の招待客に、美しき招待主が語る信じがたい話。そしてその夜、惨劇が起こる…。
基本的な流れは、主人公達が天才建築家・中村青司の館を訪れ、敵と戦いつつ奇妙な事件と館の謎を解いていくというもの。
剣と魔法の世界にミステリというなんとも奇妙な取り合わせです。
正統派の本格ミステリを期待してプレイを始めると、まずここであっけにとられてしまうかも知れません。
(私は初プレイ時、思わずがく〜っとなりました)
異様に初期難易度が高いこともあり、初めはかなりとっつきにくく思えます。
攻略本なしでのクリアは大変。私はクリアまで70時間以上かかりました。
しかし、シビアなバランスを楽しみたい方にはまさにオススメ!
不穏な雰囲気の漂う館を探検する緊張感。ひたひたと忍び寄る恐怖感。そして謎。
館シリーズを未読の方も楽しめる内容だと思います。
さらにミステリや館シリーズ好きの方にとっては、思わず嬉しくなるようなお遊びも有り。
思わぬ所であのキャラが登場!仲間にも隠された秘密が…?しかも綾辻氏の歌声も聴けたり・笑
もちろんどんでん返しも用意してあります。
音楽もなかなか秀逸なものもあり、自分は時計館の音楽が好きです。
と、私的にはわりと好きなゲームなのですが、やはりマニアックかつ雰囲気も独特の暗さがあるため、好き嫌いは分かれると思います。
他、戦闘では酔いやすい、ダンジョンではマップがあまりに使えないためイライラする上、同じことの繰り返しでだれてしまう等欠点もあります
TRICK×LOGIC Season1
純粋なフーダニットです。ただ、誰が犯人かを推理するだけでなく、どうやってやったか?まで解答として求められますので、歯ごたえはけっこうなものです。
巷の推理小説で、トリックを明かされれば『な〜んだ』というものはけっこうありますが、それでもトリックを考えるというのは大変なんだなぁと実感できると思います。
朧気に見える事件の輪郭を、クッキリと見えるようになるまで練り上げる苦労と、それができた時の快感はかなりのもので、推理小説好きや、綾辻・有栖川の安楽椅子探偵シリーズがたまらないといった方には無条件にオススメできます。
一話終わるたびに挟まれるクレジットや、あらすじは正直ウザったいです。ボイスもあったりなかったりと微妙で、そのへんが星4つの要因となっています。