禁じられた「恋の指南書」 (ラズベリーブックス)
主人公のブライアナが夫で公爵のコルトンとの関係を改善しようとする話と、ブライアナの親友のレベッカが片想いの公爵の弟のロバートとの恋の話が平行してすすんでいきます。
出てくる登場人物がみんなとても好人物で、悪意のある人がいないことがとても良かったです。
次兄のダミアンの話も是非読んでみたいと思いました。
いつか恋に堕ちるとき (ラズベリーブックス)
「月明かりの下でキスを盗まれて」に続くシリーズ作品、本作ではアルテア子爵が主人公です。
未亡人のマデリーンは厄介ごとに巻き込まれ、唯一頼れると考えたアルテア子爵ことルークに助けを求めます。二人は1年前に一度だけの関係を持って以来の再開となり、それをきっかけに割り切った関係が始まるのですが。。。戦時中に体験したことがマデリーンと深い間柄になることをルークにためらわせるのですが、その過去の理由や二人が最初に関係を持つに至った詳細がはっきり書かれていないのでもう少し深く触れて欲しかったですね。ルークの妹であるエリザベスの恋も同時進行しているので、深い設定ができなかったのかな?なぜか印象が薄くなってしまったので本作は★3つで。
次回作品は、いつも冷静沈着で感情を表に出さないマイケルが主人公のようです。
だんご3兄弟 あっという間劇場 全員集合 [DVD]
びっくりするほど一話一話がすぐ終わっちゃいます。その手軽さが最大の魅力になります。世の無常を象徴しているような、そうでもないような、どうでもいいような内容が延々と続きます。それが子供に大絶賛。お馴染みのメロディーが聞こえてくると、1歳の息子は動きを止めます。泣いてようが、遊んでようが、もはや仮死状態。オヤジの僕も無視。
まだ購入してませんが、我が家には必須のアイテムになりそうです。
東京キューバンボーイズ結成60周年記念コンサートライブ
「見砂直照生誕100年、東京キューバンボーイズ結成60周年記念コンサート」と銘打ったライブ版である。
ライブ版の魅力は、生き生きとしてステージの様子を伝わることがある。
東京キューバンボーイズのなんと懐かしい音(伝統)がある。
「昭和」を思い出すかも知れない。
それと同時に、第3部では「新生」キューバンボーイズの音楽がある。
これからの音楽を暗示しているかも知れない。
そこには、とにかくビックバンドで奏でるラテン音楽がある。
「ライブっていいねェ...」と思いつつ、
本当のコンサートに行きたくなるようなCDである。
聴いてみよう。
RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)
学校にもずいぶん慣れてきた鈴原泉水子と生徒会執行部は、宗田真響の誘いを受け、夏休みに長野県戸隠で合宿を行うことになりました。「ふつうの学校生活」に憧れる泉水子は合宿にも期待するのですが、真響の思惑があちこちで問題を起こす始末。一方、宗田真夏の愛馬タビが危篤だという知らせが入って真夏は飛んでいったのですが、3人目の宗田姉弟である真澄(6歳で病死したが霊となって現れる)が真夏の代わりに合宿に参加することになり、それが大事件に発展していくのでした。
「レッドデータガール」シリーズも3巻目になり、ようやく事態が大きく動き始めました。これまでは不思議なことがあってもほぼ水面下だったのが、各々の思惑や確執、異能の力が明らかになっていきます。宗田真響の「目的のためには他人がどう思おうがおかまいなし」といった態度が気に入らないのですが、泉水子が彼女を支持しているので今のところは許しておいてあげます。(笑)
学年で成績トップの陰陽師 高柳一派。それに対抗する宗田姉弟+日本史研究会(実態は宗田真響ファンクラブ)が鈴原泉水子と相楽深行を取り込もうとしているという構図が見えます。権力争いはほどほどにしておいてほしい、と思うのでした。それよりも真澄の存在にどういう意味があるのか、泉水子に憑いている姫神とは一体何者なのか、といった不思議を明かしていってほしい。続巻にも期待しています!